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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

交流戦成績の影響

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昨2日(火)現在の、プロ野球の順位表(スポニチ)。

朝、通勤電車の中で見ていて、へー、と気がついた。

セ・リーグの首位を譲らないジャイアンツだが、5球団との対戦成績を見ると、中日、ヤクルトには勝ち越しているものの、眼下の敵、広島、阪神に加えて、DeNAにも負け越している。

一方、広島、阪神は、ともに5球団中4球団に勝ち越している。

それでいながら、首位にいられるというのは・・・?

で、気がついた。

そうか、交流戦成績の影響なんだ。

交流戦の成績を見ると、その広島と阪神は9勝15敗。12球団中10位。もっとも、楽天を加えて同成績のチームが3つなので、要は最下位だ。

では、交流戦を除外して、リーグ戦だけの成績はどうなっているんだろう。

計算してみました。

   1位 広島    53勝38敗1分 .570 (交流戦10位)
   2位 阪神    54勝40敗2分 .568 (交流戦10位)
   3位 巨人    48勝43敗1分 .522 (交流戦1位)
   4位 DeNA  40勝47敗2分 .449 (交流戦5位)
   5位 ヤクルト  39勝53敗2分 .424 (交流戦9位)
   6位 中日    41勝54敗0分 .423 (交流戦4位)

なるほど。

ジャイアンツは、リーグ戦だけだと、貯金は僅か5。これに交流戦で作った貯金8があるから、トータル貯金13で首位にいられるわけだ。

逆に言えば、広島あるいは阪神が、交流戦でそこそこの成績を残していたら、今頃ジャイアンツよりは上にいたということだ。

144試合中24試合。総試合数に占める比率としては16.7%だが、やはり影響は大きいということだね。

パ・リーグ相手に星を稼いでのリーグ優勝というのが、どうなのか、という議論はあるだろう。

来年から、交流戦の試合数を減らすようだが、その理由の中には、こんな現象があるかもしれない。