naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~至福のコンチェルト

新浦安駅改札前の掲示板。6月の定期演奏会のポスターも掲示中。

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一昨年、ベートーヴェンのコンチェルトでご一緒した、高田有莉子さんの演奏会の告知も。

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日 時 : 2015年4月12日(日) 13:00~17:00
場 所 : Wave101大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : メンデルスゾーン(1~3楽章)、ボロディンドヴォルザーク(2・3楽章)
弦人数 : 13・11・6・11・3
弓の毛 : 無事

さて、本日のオケ練は、本番指揮者Y先生の合奏。
Y先生の合奏は、先月22日以来だが、この時は急な発熱で欠席してしまったので、個人的には2月15日以来2ヶ月ぶりになる。

まず、メンデルスゾーンのヴァイオリン・コンチェルト。後刻ソロ合わせがあるが、まずオケのみで練習。

1楽章から3楽章まで、要所を拾って練習。

1楽章。「皆さん、弾けるようになってきたので、音が大きい。ソロのあるところでは、もっと小さい音で」。「オケだけのtuttiは、もっと大きく、パリっとした音で」。
3楽章。「皆さんの癖かもしれないが、走る。ソロが前に行けば合わせなければならないが、オケだけのこういう練習の時は、走らないように意識して矯正すること」。「pの箇所でテンポが遅くなる傾向があるので、これも意識して」。

その後、ソリストのIさんとの合わせ。

1楽章から3楽章までを通した。

Iさんのソロは初めてではないが、今日のソロは、いつもに増してすばらしかった。
音がきれいだし、線の細い音からかなり野太い音まで、幅が広い。
いやあ、すごい、すごい。

そんなすばらしいソロに合わせて演奏する、今この時間が、とてもかけがえのないものに思えた。

音楽を、録音音源で聴くのと実演で聴くのとでは全然違う、と日頃思うが、それよりも、こうして実際自分で音を出して過ごす時間の方が、音楽への密着度合い、浸り度合いがさらに違う。

幸せな時間だった。

その後、3楽章、2楽章と、難しい場所の返し。最後に1楽章の頭をちょっとやって終了。

休憩の後、ボロディンの「イーゴリ公」序曲。

Y先生から、「上手になり過ぎている。きれい過ぎる」との指摘。

もっと音の出をはっきりさせることや、音量も、メンデルスゾーンよりは同じpでも強めにすることが指示された。

基本的に、太い音で、音が抜けないように演奏すること、また、ディミヌエンドも、太い音のまま小さくすべきで、音が痩せないように、との指示もあった。

再度休憩の後、ドヴォルザークの8番。

この曲では、コンチェルトのソリストのIさんが、セカンド・ヴァイオリンに座られた。本番の時も弾いて下さるようだ。

2楽章から。

通さずに、まず冒頭から練習記号Cの前までを繰り返し練習し、以後も、小さいブロックごとに繰り返し練習した。

この2楽章では、Y先生から、「自分は拍で振らない」、「数えて演奏すると却ってよくないので、指揮を見て下さい」とのお話があった。

流れの中で、自在に動く音楽を求めておられるようだ。

2楽章にかなり時間をかけた後、3楽章を練習。

ドヴォルザークでは、Y先生から、メカニックの部分の話はほとんどなく、その部分、その部分で求めるニュアンス、イメージの伝達が中心だった。

「ふわーっとした音で」、「悲しい音で」、「懐かしい感じで」、「ここはセピア色で」・・・。

こういう指示は、なかなか楽譜に書き込みづらい。

3楽章のコーダを練習した後、4楽章の頭のトランペットのファンファーレまでで、今日の練習は終了。

密度の濃い練習だった。

次回、Y先生の合奏は、1ヶ月後。

※練習往復に聴いた音楽
    ドヴォルザーク 交響曲第8番
       ワルター=コロンビア響
    荒井由実 ひこうき雲
    荒井由実 MISSLIM
    さだまさし 夢供養