2024年も今日で3分の1終わる。まったく時の経つのは速いものだ。
2024年、ということでふと思い出した。1974年、大学に入学して、今年でちょうど50年、半世紀になるのだ。
ということは、入学後、管弦楽団に入部して初心者としてヴィオラを弾くようになって半世紀でもある。
大学での勉学が、広い意味で今日の私という人間の礎になったのはもちろんだが、今の生活においてヴィオラ演奏が大きな柱の1つであることを考えると、こちらの方がより具体的な意味で「半世紀」の感慨を迫ってくる気がする。
1974年4月(何日だったか忘れたが)、大学の入学式の時、18歳の私が管弦楽団の勧誘デスクに顔を出したのが、すべての始まりだった。
オーケストラの楽器でできるものが何もなかった私。「ヴィオラかチェロなら初心者でもすぐ演奏会に乗れるよ」と言われて、重たそうなチェロでなくヴィオラを選んだ。それが50年の始まりだった。
団の楽器を借りて、経験者の先輩に、弓の持ち方、音の出し方から教わったのだが、1974年の今日、4月30日現在、私は既に楽器にさわっていただろうか。月末なのだから、たぶんもう入部していたはずだと思う。
秋の定期演奏会で、ヴィオラデビュー。サン=サーンスの「アルジェリア組曲」とシベリウスの2番が私のデビュー曲だ。
翌1975年、先生について習うことになり、その先生に紹介してもらって自分の楽器を購入。
卒業後しばらくして楽器から離れてしまい、もう一生ヴィオラは弾かないだろうな、とまで思っていたのが、大学オケの先輩から突然の誘いを受けて、今の所属オケである浦安シティオーケストラに入団。39歳にしてヴィオラ演奏に復帰した。
以後、今日に至る。
昨年6月の会社生活リタイア後は、改めてヴィオラを学び直すべく、さまざまな努力を始めている。
ということで、「ヴィオラを始めてから半世紀」。
途中、16年のブランクはあるものの、18歳だったあの時、そして間もなく69歳の今、ヴィオラが自分の生活の核にあること。
やはり大きな節目の感慨がある。
ヴィオラに出会う以前の楽器歴も含めて、あれこれやらせてくれた亡き両親、そして今のヴィオラ弾き生活に理解を示し助言もしてくれる妻に、改めて感謝したい。
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