naokichiオムニバス

69歳、公務員、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

エッセンシャル・ディクショナリー「音楽用語・作曲家」

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ヤマハミュージックメディアから、「エッセンシャル・ディクショナリー」というシリーズが出版されている。

文庫本サイズの事典だ。

以前、「楽典・楽譜の書き方」というタイトルのものを買った。

一昨日、丸善日本橋店で、同じシリーズの新刊らしき「音楽用語・作曲家」というのを見つけたので、買ってきた。

前半に音楽用語、後半に作曲家が、それぞれ五十音順に載っている。

ぱらぱらとめくっていて面白いと思ったのが、作曲家の部。

クラシックの作曲家だけが載っているのかと思ったら、そうではない。

ポップスのアーティストも載っているのだ。

例えば、「マ」のページだと、以下の作曲家が掲載されている。

マーラーマイアベーアマクダウェル、マショー、マスカーニ、マスネ、(ポール・)マッカートニー、黛敏郎マルタン、マルティーノ、マルティヌー、マレンツィオ、(ヘンリー・)マンシーニ

同じページに、ギョーム・ド・マショーポール・マッカートニーが同居しているのが、何とも面白い。

同様に、「エ」のページは、エネスコ、(デューク・)エリントン、エルガー

並んで載っているのが面白い、あるいは味わい深い、と思ったのが、以下。

(デイヴ・)ブルーベックの次が、ブルグミュラー

(セロニアス・)モンクの次が、モンテヴェルディ

(ジョン・)レノンの次が、レハール

ワルトトイフェルの次が、(スティーヴィー・)ワンダー。

こうなると、古賀政男とか、服部良一とか、いずみたくとか、筒美京平とかいないのかな、と思って見てみたが、日本人の作曲家で載っているのは、武満徹黛敏郎だけであることがわかった。

これは何ともさみしい、と思ったのだが、よくよく見ると、この本は、そもそもが訳書なのだった。

アメリカで知られている日本人作曲家は、この2人だけ、ということなのか。