正面解説の秀ノ山親方は、時々横柄な口調が出るのが気になる。本人も気をつけているようだが。
新入幕の場所以来という初っ口で土俵に上がった若の里は、上体が立った形でかちあげにいって、やや体勢がよくなかったが、片山とは地力が違う。少々強引な相撲ではあったが、貫禄の連勝。
安馬と垣添の一番は、垣添が立ち合いの当たりに勝り、安馬としては押し込まれて苦しい展開となったが、右上手をとれたことで形勢が変わった。四つ相撲となれば安馬に一日の長、投げの打ち合いを制した。互いのよさが出たいい相撲だった。
昨日の相撲がよかった同士、露鵬と岩木山は期待されたが、相撲は岩木山の一方的な内容。露鵬窮余の首投げにころがされたのはもったいなかった。露鵬としては、昨日の殊勲が帳消しになるような、内容のない相撲だった。
白鵬はほめられない相撲。例によって相手に攻めさせてかわす相撲だが、途中引いて呼び込む形になって苦戦した。
朝赤龍程度の相手であれば、それでも勝てる訳だが、白鵬にはもっと高い次元の相撲を期待したい。こういう相撲の積み重ねでも調子と運がよければ11番12番は勝てるだろうが、仮にそれで大関に上がっても意味はない。朝青龍が「自分を脅かすのは白鵬だ」と言った言葉にこたえるだけのガチッとした強さを今の内に身につけてほしいものだ。
朝赤龍程度の相手であれば、それでも勝てる訳だが、白鵬にはもっと高い次元の相撲を期待したい。こういう相撲の積み重ねでも調子と運がよければ11番12番は勝てるだろうが、仮にそれで大関に上がっても意味はない。朝青龍が「自分を脅かすのは白鵬だ」と言った言葉にこたえるだけのガチッとした強さを今の内に身につけてほしいものだ。
黒星スタートの琴欧州がどういう相撲をとるか注目したが、立ち合いのかちあげで先手。豪風に懐に入られ二本を許したものの、委細構わず前に出る相撲で圧倒した。
昨日の敗戦をひきずっていない様子。明日以降が楽しみだ。
昨日の敗戦をひきずっていない様子。明日以降が楽しみだ。