仲御徒町ランチ処～中華料理｢民華｣

今日はちょっと懐かしい店で昼食をとった。
日比谷線の仲御徒町駅そばにある、中華料理｢民華｣である。

04年４月から05年３月まで、厚生労働省の外郭団体に出向していた。
勤務していた事務所は、仲御徒町の近くであった。

その時は外回りの仕事で、港区の企業を担当していたので、昼食は、企業訪問の合間に、浜松町やら新橋やらでとることが多かったが、昼どきに事務所で内業をしている日は、職員食堂のようなものがないので、事務所まわりの飲食店に食べに出ていた。

｢民華｣は、よく行っていた店の一つである。
きれいな店ではなく、狭苦しい、まあどこにでもある中華料理屋だ。
しかし、ボリュームがあって、おいしい。私は、麺類よりはごはんもの、定食が好きだった。

今日は、午後から外部のセミナーがあるため、昼過ぎに会社を出た。
途中、どこかで昼食をとってから行くつもりで、さてどこで、と考えたのだが、そのセミナーの会場が、上野広小路であることに思い至り、それなら、前の事務所のあたりのどこかの店で食べよう、これはいいことを思いついた、アッタマいいなあ俺！と自画自賛しつつ、八丁堀から日比谷線に乗って仲御徒町へ。

時間にそう余裕もなかったので、仲御徒町から一番近い、この民華にした。

この店は、昨年３月の中ごろだったか、私が出向解除を間近に控えた時期に、店主が倒れたとかで、営業を一時中止していた。店のガラス戸に貼られた告知の紙を見て、心配もしたし、食べ納めができないことを残念にも思っていたのだが、その後無事営業を再開したようだ。

１年ちょっとぶりに入ってみると、壁に貼られたお品書きが新しくきれいなものにリニューアルされていた。
店員のおばちゃん、お姉さんたちもそのまま健在で、嬉しかった。
一人、かん高い声でオーダーを通すおばちゃんがいるのだが、その声が懐かしい。

何を食べようか迷ったが、｢ポークライス｣にした。
ケチャップ味のチキンライスの、鶏肉の代わりに豚肉が入っているものだ。こういう料理は、他の店で見たことがない。やはり、久しぶりにここに来たのだから、ここでしか食べられないものを、ということで。
餃子３つつけた。ここは、餃子は、１コから好きな数だけ頼めるのだ。

懐かしい味に大満足で店を出て、広小路に向かった。

去年のあの３月は、さみしく残念にも思ったが、お互い元気でいれば、こうして１年たって、また食べにこられるチャンスもあるのだ。
やっぱり元気が一番だ。

前の事務所に立ち寄る時間がなかったのだけが残念だった。