naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ホームライナー千葉に初めて乗る

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  車両ぞいに長い行列




今日5日(月)は、東京は予報通り荒れ模様の天気。

JR東日本のサイトを見たら、強風のため、京葉線の運行が遅れているとの情報。
ほんとに京葉線というのは、風に弱い。

夜になって、武蔵野線はストップ、京葉線は止まっていないものの遅延。ついでに内房線もストップ。
これは、総武線で帰るしかない。

会社を出たら、バケツをひっくりかえしたようなどしゃぶり。
八重洲地下街に入るまで、5分ばかり歩いただけで、ズボンの膝から下は海か川に入ったみたいにぐっしょりと濡れてしまい、ショルダーバッグの中の書類もちょっとだが濡れてしまった。

そんな目に遭いながら、東京駅の総武線地下ホームにたどりついた。

一番早い電車は20:52の上総一ノ宮行き快速だったが、その少し後、21:00に「ホームライナー千葉1号」というのがある。

千葉や湘南方面に「ライナー」と呼ばれる電車が運行していることは知っていたが、これまで乗ったことがなかった。
せっかくだから乗ってみることにした。

ライナー券」の券売機には長い行列ができていたが、この券売機には残席数の大きなデジタル表示がついていて、1枚売れると残席数が減っていく。
まだまだ200枚以上残っているようだったので、並ぶ。
ライナー券は千葉方面も湘南方面も一律500円。だから券売機にはボタンがない。1,000円札を入れると勝手に500円おつりが出てくる。面白いものだ。

稲毛までは30分。
快速に乗るよりはもちろん速いし、快速のグリーン車750円より安い。

ホームに下りると、長~~~い行列。
初めて乗るので、勝手がわからなかったのだが、このライナーというのは、乗客の並び方が独特なのだ。
いつもこのホームから快速に乗る時には、車両ごとに乗車口に人が並ぶ。
乗車する電車に対して直角に行列ができる。
ところが、このライナー、ホームの端にそって、つまり、乗車する電車と平行になる形で、乗客が1列に延々と並んでいる。
ほんとに切れ目がないので、その行列の後ろへ後ろへ、新橋方向にどんどん歩き、やっと最後尾についた時には、到着した9両編成の電車の、最後尾より後ろの位置だった。

ぞろぞろと列が進んでいく。
しばらくしてやっとわかったのだが、この電車、2つの乗車口から乗車する。乗車に際して、さっき買ったライナー券に、駅員がスタンプ式のハサミを入れる。
乗車した客は、どの席に座ってもいい。
新橋方向に伸びた列、錦糸町方向に伸びた列が、9両編成の電車のほぼ中央近くに位置する乗車口をめざして進んでくる。
乗った客は、近い席から座っていくので、私のように新橋寄り後方からきた乗客は、乗車口から乗車すると、空席を求めて電車の中を、また新橋方向に延々と歩いていくことになる。
大きなU字型を描いて、やっと座ることができた。

残席管理をしているので、ライナー券が手に入った以上は必ず座れる。快速のグリーン車は、販売制限がないので、買っても座れるとは限らない。それに比べればいいシステムだ。

しかし、この乗せ方はもう少し何とかならないものか、と思った。
駅員を増やして、せめて4ヶ所くらいから乗せるようにしたらいいのではないか。
2ヶ所しかとれないなら、もう少し離れた位置にしてはどうか。

初めて乗ったので、そんなことを考えたが、いつもライナーに乗っている人には当たり前のことで、慣れっこなのかもしれない。

ともかく、座れたし、快速グリーン車より安く、かつ早く稲毛に着いた。

ここからがまた大変。
家の方に行く路線のバスは、あいにくしばらくこない。
タクシーに乗ることにした。
ところが、千葉も東京同様の大雨なので、いつもなら空車がたまっているタクシー乗り場が閑散としている。20人くらいの行列ができていたが、その後ろについて待つ。

こういう時って、かなたから走ってくる空車の赤いランプが、ほんとに嬉しいですよね。
あの赤がすごく暖かく見えるのは私だけだろうか。

それから、自分の前に並んでいる人数を数えて、「あの人とあの人は3人連れみたいだから、あと○台くればいいんだな」と計算したりするのは私だけだろうか。

なかなか空車がこない状況ながら、やっと向こうから2、3台つながって赤いランプの空車が走ってくると、その「あと○台」から引き算したりするのも私だけだろうか。

そして、自分は間違いなく乗れる、というだけの台数が向こうから近づいてきた時の嬉しさ。
「私のタクシー」がきた!

今日も、だいたい10分くらいで乗ることができた。
待ち時間としてはまあまあだ。
めでたく22時前帰宅。

いや大変だった。