ウィーンでの小澤さんのキャリアは8年。
充分すぎるものだろう。
充分すぎるものだろう。
私の関心は、退任してすぐ75歳となる小澤さんが、その後どうするかにある。
小澤さん自身がかねて言われていることだが、日本に本拠を構えて、サイトウ・キネン・フェスティバルをライフワークにしつつ、基本的には後進の教育に余生を捧げることになるのだろうか。
バーンスタインもそうだったが、結局巨匠の最後は、教育に行き着くのかもしれない。
バーンスタインもそうだったが、結局巨匠の最後は、教育に行き着くのかもしれない。
それも納得のいく晩年の過ごし方だが、私としては、もし望めるなら、N響との間の関係を再構築してほしい。
どこか日本のオケと、常任という関係でないにせよ、演奏活動のベースを持ってほしいのだ。
それは新日本フィルとでももちろんいいのだが、小澤さんの音楽キャリア全体を総括する、あるいはケリをつけるという意味では、N響ではないかと思うのだ。
どこか日本のオケと、常任という関係でないにせよ、演奏活動のベースを持ってほしいのだ。
それは新日本フィルとでももちろんいいのだが、小澤さんの音楽キャリア全体を総括する、あるいはケリをつけるという意味では、N響ではないかと思うのだ。
そしてもう一つ、新国立劇場でのオペラ公演を、年1回くらいやってもらいたいと思う。
教育40%、オケ30%、オペラ30%。
一ファンとしては、このウエイトでの活動を望みたいのだが。
一ファンとしては、このウエイトでの活動を望みたいのだが。
さらに欲を言えば、小澤晩年様式の演奏を、レコーディングに残してほしいものだが、今のクラシックのレコードビジネスの状況からすると、無理かな。