naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

7月場所新番付

7月場所の番付が発表された。

やはり、東西に横綱が揃ったのが大きい。
03年11月場所以来22場所ぶりのことだそうだ。

さて、一人横綱でなくなった朝青龍がどうか、今度の場所の一番の注目点だと思う。
一人横綱はきついとよく言われるが、朝青龍の場合は、一人横綱だからこそ、頑張ってこられたという要素もあるように思う。
白鵬と荷物を分け合える状況になったことが、どう働くか。
また、先場所終盤の、あの信じ難い崩れから立ち直れているのかどうか。
下手をすれば、先場所が、時代の一つの分岐点になった可能性もある。
そこを、実際の相撲を見て判断したい。

3人になった大関には、あまり多くは望めない感じがする。
個人的には、琴欧洲にまだ期待を持ちたいところだが。

琴光喜大関昇進がなるかどうか。個人的な期待はまったくないが、先場所の相撲がよかったのは事実。大関の枠も空いたことだし、チャンスではある。

平幕では、琴奨菊豊ノ島、豊馬将、稀勢の里の出直し。
久々に上位に戻った若の里の相撲がどうか。
栃煌山鶴竜十両では無敵だった把瑠都の相撲も楽しみだ。
それから、番付運に恵まれたとはいえ、実に久々に海鵬の相撲が幕で見られるのが嬉しい。

十両では、旭天鵬の1場所での幕内復帰に期待。
若手では、やはり豪栄道若ノ鵬、境澤。
高見藤が、ギャンブルがらみの借金で引退。せっかくの再十両だったが仕方がない。
しかし、番付に載ってからの引退は、一人十両への繰り上げ昇進のチャンスを摘んだことになる。

外国人関取が19人で史上最多。学生相撲出身者も25人で史上最多なのだそうだ。
たたきあげ力士の減少を嘆くのは簡単だが、時代の流れということだろう。

ただ、少なくとも、横綱大関の半数は日本人が占めてもらいたいとは思う。
久々に東西に揃った横綱がいずれもモンゴル出身という状況。
ここに続く日本人力士は誰なのか。それがまだ見えない。