naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

あ、銀行がないっ

けさは本社に直行。
いくつかの部署をまわって、予定の打合せを消化した後、昼前本社を出た。

支店に戻る前に、銀行に寄っていくことにした。
今いる品川の事務所周辺は銀行がないので、東京駅近辺にきたのは好都合だ。

本社勤務当時よく行っていた、日本橋高島屋そばの大日本インキのビル(ディックビル)にある、三井住友銀行へ。

ところが・・・。

なくなってるじゃないかっ!(驚)

ここは、昔は三井銀行日本橋通町支店といって、1階がATMコーナー、2階に店舗があった。ATMは2階にもあった。

何年か前に2階の店舗を閉めて、1階のATMだけが残り、出張所として存続していたのだが、そのATMまでもが5月末をもって撤去されてしまっていたのだった。1ヶ月近くたつ今日、初めてそれを知った次第。

30年来、ここの支店には足を運んでいただけに、少なからずさみしい思いだ。

それにしても。

銀行の経営効率化で、特に合併した銀行は、店舗の統廃合をどんどん進めている。

たとえば、三井住友銀行は、三井銀行太陽神戸銀行住友銀行、平和相互銀行が順次合併して今日に至る。
私が長く行動範囲にしていた、東京駅から八重洲通り(八丁堀交差点まで)と、中央通りの地下鉄京橋から日本橋高島屋のあたりまでのエリア。
ここには、これらの銀行の店舗が、7つか8つあったと思う。
同じ通りで左右を見渡せば、同じ三井銀行の看板が見えたものだ。
それが、ディックビルの出張所がなくなった今では、京橋支店1店舗だけになってしまった。

不便になった・・・。
まあ、これは東京だから言えることで、郊外や地方では、もともと店舗が軒を連ねているという状況はなかっただろうから、贅沢に属するとは思うのだが。

でも、こうやって今までだったらそこにあったATMがなくなってしまい、もっと遠い別の店舗に行かなければならないというのは、やっぱりサービス低下と感じざるを得ない。

前にも書いたが、預金の利息は雀の涙ほどもつかない今、振込手数料やATMの時間外手数料の方は、100円、200円とどんどんとられる。
そこへもってきて、こうやって、顧客が足を運ぶ店舗が減ってしまっているのでは・・・。

合理化、ということ自体はわかる。
しかし、確か、先の3月決算では、大手銀行の多くは過去最高益をあげた。夏の賞与もずいぶんはずんだところが多かったと記憶する。
そうした好業績の一端を、このような収益構造や合理化が支えているかと思うと、やっぱり釈然としないところがある。

銀行に勤務している大学時代の友人も多いんで、あんまり書けないんだけどね。