naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番1週間前集中練習

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  (写真上)新浦安駅改札内掲示されたポスター
  (写真下)改札を出たところ。こちらは5月4日に自分たちで張ったもの。



連日のホール練。
今日は午前午後と長時間の集中練習である。

思いがけない人と再会

朝、新浦安に着いてエスカレーターを下りたら、上の写真のポスターが目に入った。
おお、と思って写真を撮っていると(上の写真ね)、「naokichiさん、お久しぶりです」と声をかけられた。

以前、ヴィオラの団員だったKさんだった。
彼女が在籍していたのは、もう10年くらい前の話だ。一緒にプルトを組んで弾いていた。
今では彼女を知る団員も少なくなってしまったかな。小○○子さん。
西川史子に似た、ちょっと小悪魔的な感じの、でも気さくでさばけた素敵な女性。

今でも覚えているのは、98年7月の定期演奏会。私がトップで、彼女がトップサイド。「ペールギュント」の「オーゼの死」や「ソルヴェイグの歌」の弱音部分で、私がやたらビビり音を出したら、休憩の時に舞台袖で、「naokichiさんがビビった音出すから、私まであがっちゃいましたよ」と笑われたこと。
さらにその後のメインのベト7では、フィナーレの最後に落ちてしまって、隣にいた彼女には迷惑をかけてしまった。

話をするのは何年ぶりだろう。
そう言えば、一度東京駅の八重洲南口でばったり会ったことがあったな。
赤い糸で結ばれてるのかしら、僕たち。

今は楽器をやっていないのだそうだ。もったいないから、また始めればいいのに、と話した。
日曜日に仕事があるそうなので、浦安オケはちょっと無理なようだ。
のだめカンタービレ」を読んで、オケのことを思い出すことがあると話していた。

ロビーコンサートの練習

おさんぽバスで、文化会館へ。

団員集合時刻より30分早い。
ロビーコンサートで演奏する、モーツァルトオーボエ四重奏曲(第1楽章)の練習のためだ。

オーボエHさん、ヴァイオリンYdさん、チェロSさん、ヴィオラが私。
男性ばかりの、色気のない四重奏団である。

昨日も軽く合わせていたので、だいぶ曲にも慣れて、いい感じになってきた。

あとは、7日のGPの日にまた少しやることにした。

午前はワーグナーをみっちり

日 時 : 08年6月1日(日) 10:00~11:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : リエンツィ
弦人数 : 15・8・9・10・3
弓の毛 : 無事

午前はワーグナー
10分少々の序曲だが、みっちり練習。

昨日、この曲の金管練があったが、さすがにすばらしい響きがしている。

先生からは、「前プロとして、お客さんにとって押しつけがましくならないように。大きな音というよりは、いい音を出すこと。力の入った音でなく、のびのびとした音楽に」とのお話。

午後はベト8とブラ2、そしてアンコール

日 時 : 08年6月1日(日) 12:30~16:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ベト8(3・4楽章の後1楽章から全曲)、ブラ2(2~4楽章)、アンコール
弦人数 : 15・9・9・10・5
弓の毛 : 無事

昼食休憩。市役所の前のファミリーマートは、大繁盛。

午後は、ベト8、ブラ2。

ベト8の4楽章には、282小節目のフェルマータの後、17小節休む部分がある。
数え間違て乗りそこねると大変なのだが、「├17┤」とされているだけなので、ガイドも書けない。
やはり不安なので、思い立って、その部分のスコアをコピーして、パート譜に貼りつけることにした。

午前の練習前にハサミとセロハンテープで作業。

これで一安心か。
しかし、実際やってみると、スコアの方を見ていて、パート譜に戻るのが、またちょっと危ない要素もある。
本番までに慣れることができるかどうか。

さて、そのベト8は、3楽章から始まり、4楽章へ。
最大の難関である4楽章だが、Y先生からは縮こまらないように、との指示。身体を伸縮させて弾けば大丈夫と言われた。あと「大変な楽章だが、途中で気持ちが折れないように」と。

ベト8の中で指摘されたのが、「弦の前列の結束」。

4楽章の途中、Bの後で、各パートがかけあうフーガになる部分で、ずれてしまった。その時の話。

「このオケの弦もずいぶんレベルが上がってきたけど、一番前の人たちの結束が今一つだなあ」。
「今のところなどは、指揮がなくても、トップ同士がもっとコンタクトをとりあえばずれないはず」、ということで、返した際、先生は途中で指揮をやめて弾かせた。

うーん。
まず、コンマスをもっと見るようにしなければ。

曲の勉強も足りない。ここはどこのパートと合わせる、とかをまだ知らなすぎる。
Y先生は、昨晩の練習後、泊まったホテルでベト8のスコアを勉強したとおっしゃっていた。
本番まで1週間。私も通勤時にスコアを持って歩こう。

その後、1楽章に戻り、全曲を、あまり返しはなく通して弾いた。

やはり疲れる曲だが、この通し演奏、結構よかったのではないかな。
もしかすると、本番の演奏よりいいかもしれない。

それにしても、ベト8。
やっぱり、オケにとっては「大きなチャレンジ」だ。

続いてブラ2。

昨日、1楽章をじっくりやったので、今日は2楽章以下。

先生のお話では、昨年のショス5は結局3楽章だったが、このブラ2の場合は2楽章。

2楽章をしっかり作ろう、ということで、この楽章に一番時間が割かれた。

最後に、アンコール。

テンポの動きの激しい曲だが、先生からその都度説明があり、今日いた人は、これで結構慣れたかな、という感じだ。

うん、弾いてて楽しい。

ベートーヴェンブラームスで事故があっても(笑)、このアンコールを聴いて、お客さんがいい気分で帰れるように」、とY先生。

いい気分で弾きたいな、本番当日。

連日のホール練、ほんっっっっっっっっとに疲れたが、本番での演奏が自分なりに「見えてきた」気がする。

あとは、GPだけ。頑張るぞ!

次の楽譜

11月の定期演奏会の楽譜が早くも配られた。

次回は、オール・ドヴォルザーク・プログラムだ。

前プロのスラヴ舞曲ハ長調と、メインの「新世界」の楽譜をもらった。

この他に、チェロ協奏曲を予定している。

※練習往復の音楽
   モーツァルト ジュピター
   シューベルト 未完成
      ヨッフム=ボストン響
   ディーリアス 楽園への道、「イルメリン」前奏曲、春初めてのカッコウを聞いて
           「フェニモアとゲルダ」間奏曲、田園詩曲
      バルビローリ=ハレ管(Dutton盤)
   ブラームス ピアノ協奏曲第1番
      ギレリス=ヨッフムベルリン・フィル
   シューマン ピアノ・ソナタ第2番
      アルゲリッチ