naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

実感乏しい連覇

今日10日(金)、マジック2のジャイアンツが、リーグ2連覇を達成。
(最大13ゲーム差からの優勝は、96年のあの「メーク・ドラマ」、11.5ゲーム差からの逆転を上回る。この点では、原監督は長嶋監督を超えた)

神宮でのヤクルト戦は、一昨日の阪神戦と同様、大量点が入らず、気の抜けない展開から、3-1での逃げ切り。

これでマジック1。阪神の勝敗待ちとなった。

横浜での横浜=阪神戦は、金本と関本のホームランで3-0の展開。これは、今日の優勝決定はないかな、と思っていたら、村田にホームランが出て、横浜が4-3と逆転。

ホームランダービーで、ラミレスに1本差をつけられたのは痛いが、この際いいや。
よく打ってくれた、村田。

阪神は1点差を詰めることができず、ゲームセット。
ジャイアンツの優勝が決まった。

しかし、何となく、「ジャイアンツ、優勝したんだ!」っていう実感が乏しい。

一つは、あの天下分け目の一戦をものにして、初めて単独首位に立った翌日の昨日、横浜に情けない負け方をしたこと。

高橋尚、6失点KO。小笠原、2失策。

一気に優勝だ! と、せっかく盛り上がっていた気持ちが少なからず沈んだ。

そして、今日も、自軍はスカッとした勝ち方でなかったのに加え、阪神が予想外の逆転負け。
「転がり込んできた優勝」という感じがするのだ。

しかし、昨日、今日と、横浜、がんばったね。今日だけでよかったのに。

そもそも、144試合中の141試合目で初めて単独首位に立ち、1試合を残すだけの143試合目で決めた優勝、という1年間の展開自体が、「ほんとに、ジャイアンツ、優勝したんだよね」と疑わせるものだ。

「優勝争いをしていた」って感覚がないもんな、ジャイアンツファンとしては。

一方の阪神は、141試合目で初めて首位を陥落した。阪神ファンの悔しさは相当なものだろう。
申し訳ない気さえするくらいだ。

今年の大接戦のペナントレースに、私は、73年の菊花賞タケホープハイセイコーと大接戦の末、ハナ差で勝利したレースを思い出す。

さて、次はクライマックスシリーズだ。

思ってみれば、ジャイアンツは、リーグ2連覇。92年、93年と2連覇したヤクルト以来、15年ぶりのことだが、その実感も薄い。

というのも、昨年は、クライマックスシリーズで1勝もできず、日本シリーズに出られなかったからだ。
クライマックスシリーズを制した中日が、日本ハムを破って日本一になった。

あの印象が強いので、「考えてみれば、去年のリーグ優勝はジャイアンツだったな」という感じなのだ。

今年のジャイアンツには、クライマックスシリーズに勝って、何としても日本シリーズに出てもらいたいものだ。

今日の勝利に攻守で貢献した阿部が、負傷退場したのが心配だ。
祝勝会の模様を、さっきテレビで観たが、阿部は右腕を吊っていた。
どの程度のケガなんだろうか。