naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~朝から夜までの長丁場

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  文化会館第3練習室の窓から見た中庭



午前はロビーコンサートの練習

8日(土)は、珍しく土曜日の練習(そして、さらに珍しいことに、翌日、日曜日は練習がない)。
指揮者、ソリストの都合だろうと思う。

朝から夜までの長丁場。今回の本番当日弾く曲をすべて(ロビーコンサート、アンコールも含めて)、みっちり弾いた1日となった。

まず、午前はロビーコンサートの練習。
文化会館3階の第3練習室で、9:00~12:00。

文化会館に来てみると、他の練習室なども予約されている。
本番指揮者のY先生による、コールアングレの個人レッスン、それから、東京フィルのS先生による、金管分奏とのこと。

今回、ロビーコンサートでは、男女4人ずつのメンバーで、弦楽四重奏曲アメリカ」を演奏する。
女性だけで1楽章、男女2人ずつで2楽章、男性だけで4楽章という企画だ。

2回目の練習となる。

メンズカルテットのメンバーが先に揃ったので、まず4楽章から。

最初はゆっくりめのテンポで通してみたが、どうもしっくりこない。

もう少し速くやってみよう、ということでやったら、弾きやすくていい。
テンポが固まったことで、以後の練習はスムーズだった。

次に、レディースの1楽章。
ファーストのYkさんが都合で不参加だったので、メンズファーストのYdさんが代奏。

先週は、レディースだけでの練習が行われたと聞いた。その時は、ずいぶん手応えがあったらしいのだが、今回の練習の最初の合わせは、「何でこんなになっちゃったの?」「全然忘れちゃってる」と、皆さん困惑の苦笑。
それはメンズの方も同じだ。

それでも、返しを重ねる中で、どんどんよくなっていった。

チェロのSさん夫妻がビデオカメラを持ってきていて、家で反省会をするから、と映像収録。

そこへ、突然、Y先生が「練習はどうですか」と入ってこられ、一同びっくり。

2楽章。これもYdさんの代奏で。

最後にもう一度4楽章を合わせて終了。

午後の合奏はコンチェルトのソロ合わせ

日 時 : 08年11月8日(土) 13:30~15:50
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生、ソリストK先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 協奏曲(1~3楽章)
弦人数 : 11・10・9・12・5
弓の毛 : いっぺんに2本(協奏曲3楽章の最後)

近くのジョナサンで昼食の後、今度は大ホールへ。

舞台の台組み、セッティング。

コンチェルトのソロ合わせ。2回目となる。
今回も、K先生は、オケ側を向いての演奏だったが、客席の方を向かれたら、どの程度音が聞こえるのか、早く経験してみたい気もする。

1楽章から順番に。

テンポの加減について、K先生とY先生とで打合せ。

それから、細かい部分で、ソロとオケのやりとりの確認。ゆっくりしたテンポで、音楽の組み立て、「こうやってかみあっている」ということを確かめる。
1楽章ではフルートのソロとチェロのソロだけで、3楽章の終わりではティンパニとチェロのソロだけで合わせる練習などもあり、興味深かった。

来週もまたソロ合わせがある。

夕方合奏は「新世界」

日 時 : 08年11月8日(土) 16:15~17:40
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 新世界(1・2楽章)
弦人数 : 11・10・7・12・5
弓の毛 : 無事

30分弱の休憩後、今度は「新世界」。

1楽章から。

朝から、何となく体調が万全でないのを感じていた。前々日の夜に救急外来に駆け込んだ、突然のめまいの症状はその後出ていないが、1週間の疲れが抜けていないようだ。
午前のカルテットは、自分しかそのパートを弾く人間がいないこともあって、結構がんばって弾けたが、合奏になって、ちょっと手抜きモードに?(内緒)
どこか身体に力がみなぎってこないし、気力も充実していない。その結果、音があんまりよく出ないのだった。

このところ、コンチェルトの練習に重点が置かれていたので、「新世界」をじっくりやるのは久しぶりのような気がする。

この日の合奏で、Y先生がおっしゃったこと。

「きっちり演奏することを考えるより、オケとしてもっと自由に動いていい」
「「新世界」はメロディだから、メロディをもっともっと歌って」
「音程をもっときちんと」(この音程では商品としてはちょっと、というような発言をされたと思う)
  (この日はしばしばチューニングの指示が出た)
「難しくても大変でもあきらめないで」

2楽章では、午前中の練習の成果が出たと、Y先生からのおほめがあった。
金管のコラール、そして、Sさんのコールアングレ
本当にすばらしかった。

もうひとがんばり、夜合奏

日 時 : 08年11月8日(土) 18:10~20:05
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 新世界(3・4楽章)、スラヴ舞曲、アンコール
弦人数 : 11・11・8・12・5
弓の毛 : 無事

夜合奏の前に、また30分の休憩。

午前のカルテット練に不参加のコンミス、Ykさんが、「アメリカ」を合わせたい、ということで、舞台下手袖へ。

1楽章、2楽章とやって、ついでだから、メンズの4楽章もやったが、最後まで行かない内に合奏再開の時刻になってしまった。
気がつかないで夢中で弾いていたら、インペクのNさんが呼びに来た。
あわててステージへ行くと、もうみんな座ってチューニング待ち(汗)。
ということは、舞台袖での演奏、聴かれてた?(大汗)

再開後は、「新世界」の3楽章、4楽章。

そして、スラヴ舞曲。これは、本当に久しぶりの合奏になる。
テンポが速いのにびっくり。これまでの練習では、こんなテンポ、一度もなかった。
「やればオケがいっちゃいそうな気がしたから」と、Y先生。

2回目から、ほんの少しテンポが落ちたが、五十歩百歩。
途中ヴィオラに出てくる分散和音は、このテンポでやられたら、あきらめもつく(笑)という話だ。
(「あきらめないで」って言ったってなあ・・・)

そして最後にアンコール。先週、団内指揮のK氏の指揮で譜読みをしたばかりで2回目の合奏。Y先生の指揮では初めてだ。

曲の感じはつかめたと思う。

舞台のバラしをして、長い1日も終了。

ロビーでは、まだ退出まで時間があるということで、レディースカルテットが、「アメリカ」の1楽章を練習。熱心だなあ、美女カルテット。

脇で聴いていたが、ずいぶん仕上がってきた。

2楽章、4楽章もしっかり演奏したい。
2週間後の本番が楽しみになってきた。

お疲れさまでした。

※練習往復の音楽
    ドヴォルザーク チェロ協奏曲
       ヨーヨー・ママゼールベルリン・フィル
    ドヴォルザーク アメリ
       エマーソン四重奏団