naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

何だかちょっと・・・「定額給付金」辞退論

最初は、全員に配ると言っていた、定額給付金
ここに来て、所得制限をするとかの議論が出て、あれこれの話の末、今度は、「全員に配るが、高所得者には辞退してもらう」話が。

何だかなあ、という気がする。

国民の側が、みんなで、「定額給付金をくれー」と言っていたわけではないですよね。
まあ、「減税してくれ」はあったかもしれませんが。

政府(麻生総理?)の側が、「全員に給付金を」と言い出したんじゃなかっただろうか。

それなのに、「やっぱり全員にというのは」とトーンダウンして、昨日あたりの報道だと、麻生総理が、「意識の問題(自覚の問題?)」とか言う言葉を使って、辞退を促すような発言をしたらしい。

何だかなあ、という気がする。

発案、提案した側が、勝手に話を縮小してきて、とうとう、受け取る国民の側の「意識」にゲタを預けるような言い方をされると、いや、別に私はその高所得者に該当するわけではないけど、何か話が違うんじゃないのかな、という感がある。

「そういう言い方されてまでいらないや」、というか。

あ、でも、くれるんならもらいたいな(笑)。

これ、本音。

つまり、こういうのって、額は知れてる(こう言っては何だが、一人10万20万くれるわけではないのだし)んだから、「あげる方は気持ちよくあげて、もらう方も気持ちよくもらいたい」わけで、既にそういう雰囲気がなくなっているように思うのだ。

結局はもらうんだろうけど、何か素直にもらえない、っていうか、ね。

手っとりばやく出せて、個人消費を刺激できるというのが当初のもくろみだったとすれば、それはもはや怪しくなったんではないだろうか。国民の心理としては。

高所得者を云々するなら、「国会議員は全員対象外」くらいのことを言わないと、この政策は、まったく尻すぼみの不人気なものになってしまうのではないだろうか。それでも手遅れか。