naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

交通事故死者5,155人

今日の朝日新聞朝刊の記事によると、08年の交通事故死者は5,155人で、前年より約10%減ったそうだ(警察庁まとめ)。

個人的には、ずいぶん減ったものだなあ、という印象がある。
交通事故死者と言えば、10,000人を超えるか、切るかということが話題になっていた時期が長いように思うのだ。

紙面に載っているグラフを見ると、90年代までは、そうしたレベルだったようだ。21世紀になって、急落に転じている。

記事によると、減少の理由として、救命率の向上、シートベルト着用の定着化、違反の厳罰化などが挙げられている。
ここ1年に関しては、後部座席シートベルトの着用率向上も奏功しているとのこと。

過去最悪の交通事故死者数は、70年の16,765人。私が中学3年の時だが、当時は「交通戦争」と言われ、車は「走る凶器」と呼ばれていたと記憶する。

最悪時の3分の1になったことは、喜ばしい。

都道府県別の死者数も載っているが、意外だったのは、東京が1位でないこと。
1位が愛知(276人)、2位が埼玉(232人)、3位が北海道(228人)。
東京は218人で4位だ。
そして、我が千葉が5位に入っている(213人)。気をつけなければ。

ところで、長年、交通事故で年間1万人が死んでいる、との観念を持っていた私だが、ある時に知ってびっくりしたのが、日本の年間の自殺者は約3万人、という情報だった。

交通事故の3倍。いや、昨年のことを考えれば5倍以上。

これは大変なことだ。

不況がますます深まりそうな2009年だが、交通事故同様、自殺も減っていってほしいものだと思う。