naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~コンチェルトソロ合わせ→飲み会→帰宅難民

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  (写真上)新浦安駅前の新緑
  (写真中)今日のランチ。毎度おなじみSoupStockTokyo。
       ほうれん草と豆のカレー、クラムチャウダー
  (写真下)電車がストップしている新浦安駅のホームから見えた、ディズニーランドの花火



日 時 : 09年4月19日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : フェルラーリ(ソロ合わせ)、ベト1(1・4楽章)
弦人数 : 6・4・3・4・2(フェルラーリ)、12・7・3・10・2(ベト1)
弓の毛 : 無事

定期総会は欠席


19日(日)午前は、年1回の定期総会が行われたが、都合により、委任状を提出して欠席。
会計監査に再任された。

久しぶりのコンチェルトソロ合わせ


午後の合奏には参加。

今回の合奏は、フェルラーリのコンチェルト(ファゴットと室内アンサンブルのための小組曲)のソロ合わせ中心。

久しぶりに、本番ソリストのK先生をお迎えして、1楽章から順番に合わせた。

やはり合わせものは楽しい。

3楽章は本当に美しい。弾いていて涙が出てくる。

しかし、この楽章については、Y先生から、「問題が多いな」との言葉。曲の構造を、オケがもっと理解しないといけないとのこと。

3楽章の返しの中で、Y先生が、冒頭のDdurの和音の音程について、「(去年やった)ブラ2を思い出して!」とおっしゃった。
これにちょっとびっくりした。全国各地で、オケやオペラなどたくさんの仕事をされている中、我々のオケへの指導歴もちゃんと記憶されているのか、と。
プロの指揮者なのだから、当たり前なのかもしれない。とすると、却って失礼な物言いになってしまうが。

4楽章については、「(テーマの)シンコペーションの感じ方が課題」とのこと。

次回のソロ合わせまでに、スコアを勉強しておきたい。

前回コンミス、今回は降り番のYkさんが顔を出され、ソロ合わせを聴かれていたが、休憩の時に感想を聞いたら、「ちょっとオケが騒がしいかな」とおっしゃっていた。そうかも。

休憩の後、ソロなしで、4楽章と3楽章をさらに練習。

ベト1は疲れる・・・


コンチェルトの後は、1時間ほど、ベト1の合奏。

1楽章が中心の、密度の濃い合奏だった。

「すいぶん弾けるようになってる。雰囲気もよく出てる」とY先生。「でも、ハーモニー感が全然ないんだな。どうしてなんだろう。ハ長調のCが聞こえないんだよ」。

今、何調の音楽を演奏しているのか考えて演奏しているか。
音楽が、何調から何調に行こうとしているのか、意識しているか。
和音の動き、カデンツの変化を意識しているか。

これらは、いつもY先生が繰り返しおっしゃっていることだ。

オケの個々のパートは、自分のパート譜を、いわば「パーツ」として弾いている。
楽譜にGの音符が書いてあれば、Gの音を出す。しかし、同じGの音でも、それがCdurの、主和音の第5音としてのGなのか、属和音の第1音としてのGなのかでは、違う、ということなのだろう。

その後の返しで、展開部を繰り返しやった。2カッコに入って、Aの和音になる。そこから、頻繁に調が変わっていくのを、今、何調なのか、確認しながら弾こう、という練習。

「意識するだけで違ってくるから」とY先生。

1楽章の練習が終わる時には、「よくなった。さっきとは全然違う」とおっしゃっていただけた。

最後に、4楽章を少し。

しかし、毎回毎回思うことだが、ベト1は疲れる!
ほんとに疲れる。

今度の定期演奏会、ベト1、フェルラーリ、「展覧会の絵」というプログラムだが、ヴィオラのトップをどうするか、パートメンバーで話し合った結果、Sさんがベト1、それ以外を私がやることになった。

その後練習してきて思う。ベト1のトップ、やらなくて正解だった・・・。

今回の3曲だと、やっぱりベト1が一番きつい。

たぶん、年齢のせいだろうと思う。歳を重ねてきて、ベートーヴェンのエネルギーに、対抗できなくなってきているような気がする。

少なくともトップは無理だ。弾くたびにそう思う。昨年6月の定期演奏会での8番では、トップだったが、よくやれたもんだと今にして思う。

(11年前の定期演奏会で、ベト7をやった時に、トップでありながら、フィナーレのコーダで落ちるという失態を演じた。それ以来、いつか、ベト7でトップを弾いてリベンジする機会をうかがっていたが、も仮にそんなチャンスがきても、無理かもしれない)

飲み会、そして・・・


練習終了後、久しぶりに飲み会に参加した。

Y先生、K先生、そして、Y先生のオペラ塾でもお世話になっている、ヴァイオリンのエキストラのMさんご夫妻と、あれこれ話すことができてよかった。

それはよかったのだが、帰りにあんなことが待っていようとは。

宴もたけなわ。数人のメンバーが中座して出ていった。
私も少しして、席を立ち、失礼することにした。

新浦安駅改札まで来ると、「海浜幕張で信号トラブルが発生し、京葉線武蔵野線とも上下運転を見合わせています」とのアナウンス。

えー・・・?

先に出ていったメンバーを見かけなかったので、ほんの僅かの差で、トラブルにひっかかってしまったみたいだ。皆さん、無事に帰宅できたんだろうか。

いや、まいったな、これは。

駅員が振替輸送票を配っている。

しかし、さんざん飲んだ状態で、これからバスに乗って浦安駅まで行き、東西線総武線を乗り継いで千葉まで帰る気にはとてもなれない(笑)。

信号トラブルなら、そんなに時間がかからずに復旧するんじゃないか、と待つことにした。

1時間近くして、「運転再開。但し、各駅に電車が詰まっているので、動いても途中で止まったりして、大きく遅れる可能性あり。それを承知の上で乗って下さい」みたいなアナウンスがあった。
ちょっと腹立つ言い方だ。

ホームに上がると、上総一ノ宮行きの特急電車が停まっている。特急は本来新浦安には停車しないはずだが、ドアが開いている。

蘇我までとりあえず行ってしまうか。

ということで、乗ってしまった。

間もなく発車。

で、飲み会帰りの常で、ついつい寝てしまったのだが、気がついたら、蘇我駅(笑)。既にドアも開いている。

あわてて下りた。危ない、危ない。上総一ノ宮まで行ってしまうところだった。

蘇我からの上り電車も大幅遅延していたが、幸い、間もなく電車が来たので乗って折り返した。

1時間10分ほどのロス。いや、まいった。

飲まずにまっすぐ帰っていれば、4時間前には帰宅していたところだが、そこまでは言わない。
楽しい飲み会だったのだから、悔いはない、うん。

※練習往復の音楽
    ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」
    カバレフスキー 組曲「道化師」
    リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲
       コンドラシン=RCAビクター交響楽団
    ブラームス 弦楽六重奏曲第2番
       アマデウス四重奏団、アロノヴィッツ、プリース
    モーツァルト 協奏交響曲K364
       クレーメル、カシュカシアン=アーノンクールウィーン・フィル
    DREAMS COME TRUE GREATEST HITS “THE SOUL 2”
    ヴォルフ=フェルラーリ ファゴットと室内アンサンブルのための小組曲
       ジョーヒガン=ノセダ=BBCフィル