SMAP剛君の事件。
釈放されての昨晩の会見、メディア側からのあれこれの質問、そして、それを報ずる今日のスポニチを見ていて思ったのだが。
そこまであれこれ突っ込まなくても、という印象があった。
どれだけ飲んだのか。
何を思ったか、などなど。
自分が酒飲みなので、評価が甘くなっている面もあるかもしれないが、別に酔っぱらって誰かに暴力を振るったわけではない。
逮捕容疑は公然ワイセツだ。
そのことで、あれこれ根掘り葉掘り、経緯やら何やら問い質す話なのか?
芸能人ではあるとしても、ことは、オフの、つまり業務外で起きたことだ。
たぶん、「全裸」ということで、みんなまっさきに連想したのは、尾崎豊だろう。
私もそれを懸念した。あの、好感度タレントの彼が、覚醒剤なりに手を染めているとすれば、これは落胆せざるを得ない事態だ。
しかし、それはなかったという。
で・・・。
たぶん、昨晩の会見、メディアの対応は、むしろ、その点での「安心感」があったからではないのか、と思った。
泥酔の上での暴力事件があったわけではない。
そして、薬物関係の疑惑もないとはっきりした。
そして、薬物関係の疑惑もないとはっきりした。
であれば、単に飲み過ぎてのお騒がせだけだ。
犯罪として深刻な要素はない。
社会的に大きく糾弾されるレベルではない。
犯罪として深刻な要素はない。
社会的に大きく糾弾されるレベルではない。
という判断に至った時、メディアとしては、「安心していじれる」という気持ちになったのではないか、と推測する。
それが、あそこまで根掘り葉掘りの話になったんだろう、と思う。
彼の処分はまだはっきりしないが、少なくとも実刑云々はないはずだ。
数年前の、稲垣君と同様の推移で、しばらく謹慎はあっても、いずれはグループに復帰できることは想像しうる。
となれば、メディアとしては、「その時には、また、ちゃんと持ち上げて報道してやるのだから」という前提(あとで借りを返せる)で、今回は、一応たたいておくスタンスで臨めると、安心できたのではないか。
そんな気がした。
話は変わるが、鳩山大臣の発言撤回。
「最低の人間」、「絶対に許さない」というのは、いくら何でもちょっと言い過ぎだろう、と感じていたが、やはり。
全世界に恥をさらしたあの事件と、六本木の公園で全裸で騒いだ行為と。
同じ酔っ払いの行状として、どっちが影響があったのか。
同じ酔っ払いの行状として、どっちが影響があったのか。
地デジ普及の主務大臣として、怒りをおぼえたことはわからぬでもないが、あの言い方まではどうだろう。
少なくとも、日頃の芸能活動を通じての剛君のキャラクターを知っていたら、そこまでは言えないんじゃないか、と思った。
どこかに、「若造」「芸能人」に対する、見下した感覚がなかったのか、と思う。