今日10日(水)は、会社帰りに新浦安のダイエーに立ち寄った。
生活用品売場を歩いていて、目的の品の他に買ったのが、以前から目に止まっていた、個人情報保護スタンプ。
PLUSの「ケシポン」という商品名のもの。税抜き758円。
毎日届く郵便物の封筒を捨てる時に、住所と名前のところを隠すために捺すスタンプだ。
しかし、こういう商品が売れるというのは、時代の変化だなあ、とつくづく思う。
ちょっと前まで、住所、名前の情報は、そんなに神経を使われていなかった。
私の会社では、以前は、従業員名簿が本の形で全社員に毎年配られていて、そこには、住所も電話番号も載っていた。
社内報には、転居があればその情報が載った。
つまり、全社員の住所は、社内にはまったくオープンだった。
社内報には、転居があればその情報が載った。
つまり、全社員の住所は、社内にはまったくオープンだった。
今の感覚からすると、無防備としか言えない。
さすがに、今は紙媒体の従業員名簿自体、なくなった。社員の所属部署は、社内ネット上に開示されているが、当然、個人情報は載っていない。
昔の従業員名簿は、年賀状を出すなんて時は便利だったが、今は、人事部に問い合わせたところで、従業員の住所は教えてくれない。本人に聞くしかない。
職場の「緊急連絡先」なんてものも、例えば支店長やら役職者の自宅電話番号を大きな紙に書いて、職場の壁に貼っておくのが当たり前だったが、以前と違って、今は、第三者が立ち入るところには掲示しないようになった。
世間でも、例えば、ハガキで何かの申し込みをする時などは、個人情報を書いた部分をマスクするシールがついてくるのを見かけるようになった。
個人情報を悪用した勧誘や犯罪などが増えてきたため、個人情報の扱いについて、一般市民の関心が高まったということだろう。
権利意識、というよりは生活防衛の意識なのだろうと思う。
このようなスタンプが、一家に一つ、という時代。いいことなのかどうか・・・。