naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ベームとカラヤンでベートーヴェン全曲

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9月に入ってから、ベートーヴェン交響曲9曲を、番号順に聴く、というのを2回やった。

月初めに、ベームウィーン・フィルの全曲盤。

これは、私が高校3年の春に発売された録音だ。
白い箱のLP9枚組。15,000円。
「入試に合格したら買って」と親に頼み込み、めでたく合格した時に買ってもらった。

CDで買い直したのは、確か10年くらい前。
6枚組で12,000円。

そして、おとといから今日までで聴いたのが、カラヤンベルリン・フィルの2回目の全曲盤。

これは、私が大学4年の秋に発売された録音だ。LP8枚組。18,400円。
LPの時は、自分では買わなかった。
大学オケの親友で、ヴァイオリンのMがカラヤンファンで、この全集を買ったので、聴かせてもらった記憶がある。

自分で買ったのは、CDになってから。
5枚組で5,000円と、3分の1以下になっていた。

さて、この二つの全集、改めてまとめて聴いたが、どちらもよかった。

ベーム盤は、オーソドックスそのもの。
力が入ったところがない。ゆったり聴ける。
聴いていて、非常に安心感があるのだ。

一方のカラヤン盤は、個性的。
とにかく、スピード感がある。
そして、オケの響きの力、強さ、熱さ。ライブ録音のように生々しく、迫ってくるものがある。

カラヤン盤は、すごい。
そして、ベーム盤は、すごみはない。

しかし、どちらもすばらしい。
どちらも、「ベートーヴェン」だ。

70年代、日本で特に人気があった巨匠としては、もう一人、バーンスタインがいる。

バーンスタインも、グラモフォンにベートーヴェンの全集を録音している。
(しかし、まさに巨匠の時代だったなあ。そして、3巨匠を手の内におさめていたグラモフォンもすごい)

ついさっき、ウォークマンから、カラヤンの全集を削除して、そのバーンスタインの全集に入れ替えた。
近い内に聴く予定だ。