千代大海がとうとう引退。遅きに失した感じはある。
平成11年1月場所の千代大海の初優勝。若乃花を、本割、決定戦で破っての逆転優勝だったが、結果からすると、あれが、若乃花が横綱として優勝する唯一のチャンスだった。横綱での優勝ができぬまま終わったのは、千代大海のせいであり、若乃花ファンだった私個人としては、いまだに少々のうらみが残っている。
平成11年1月場所の千代大海の初優勝。若乃花を、本割、決定戦で破っての逆転優勝だったが、結果からすると、あれが、若乃花が横綱として優勝する唯一のチャンスだった。横綱での優勝ができぬまま終わったのは、千代大海のせいであり、若乃花ファンだった私個人としては、いまだに少々のうらみが残っている。
それにしても、今日のNHKの放送は、千代大海一色。引退会見の模様や、これまでの足跡を紹介したのは、まあ普通だが、以後も、土俵上の一番一番の取組に、何かの形で千代大海の話題をからませたのは、行き過ぎのように思った。
昨日は二言目には魁皇だったが、今日は吉田アナが口を開けば千代大海、だった。
昨日は二言目には魁皇だったが、今日は吉田アナが口を開けば千代大海、だった。
高見盛、土俵際で左膝が折れ、右膝の方には白馬が乗っかったが、大丈夫か?
琴光喜と栃ノ心は、琴光喜が、格下のしかもケガをしている相手に敗れて、まさかの4連敗。どうしたことか。
相四つなので右四つにはなれるわけだし、ケガ人相手なのだから、まずは余裕をもってとれると思ったが、栃ノ心に先に上手をとらせて、自分は上手がとれない。あとは、栃ノ心ばかりが攻める相撲で、琴光喜はそのまま寄られるだけだった。
考え込む人だけに、千秋楽までとれるかどうか、心配だ。
相四つなので右四つにはなれるわけだし、ケガ人相手なのだから、まずは余裕をもってとれると思ったが、栃ノ心に先に上手をとらせて、自分は上手がとれない。あとは、栃ノ心ばかりが攻める相撲で、琴光喜はそのまま寄られるだけだった。
考え込む人だけに、千秋楽までとれるかどうか、心配だ。
日馬富士と豊ノ島は、立ち合いに豊ノ島がすぱっともろ差し、一気に出た。日馬富士は右で巻いての首投げを試みたが、及ばずと見えた。軍配は豊ノ島も、物言い。しかし、協議は短時間で終わり、軍配通り。
今日の日馬富士は、もろ差し得意の相手に対して、立ち合いが安易だった。厳しさに欠けたのは事実で、痛い1敗もやむを得ないところだ。
今日の日馬富士は、もろ差し得意の相手に対して、立ち合いが安易だった。厳しさに欠けたのは事実で、痛い1敗もやむを得ないところだ。
琴欧洲と鶴竜は、鶴竜がいい相撲をとった。鶴竜は、立ち合いから突いておいて、もろ差しで中に入り、琴欧洲に左をまきかえられたものの、上手は与えずに終始動き回り、最後は左からの下手投げで決めた。鶴竜は、とにかく止まらずに攻め続けて、琴欧洲に形を作らせなかった。
日馬富士、琴欧洲は、いい内容で来ただけに、揃っての1敗は残念。
日馬富士、琴欧洲は、いい内容で来ただけに、揃っての1敗は残念。
魁皇と琴奨菊は、相四つだけにすぐ左四つ。互いに上手がとれない。魁皇としても五分にはとれる格好だったが、今日は琴奨菊が積極的で、再三右のまきかえをみせると、魁皇はこれを許さなかったが、自分も上手がとれない。琴奨菊が先に上手をとって寄って出ると、残す腰がなかった。今日の魁皇は動きが悪かった。幕内通算勝利記録は立派だが、今の魁皇の相撲自体は、こんなものだろう。2勝2敗。明日あさってあたりの星によっては、勝ち越せるかどうかも、予断を許さないかもしれない。
白鵬と豪栄道は、過去横綱の8戦全勝。しかし、今場所の白鵬は上手が遅いので、豪栄道が動き回ったら期待できるか、と思って観た。
しかし、今日の白鵬は強かった。4日目にして、やっといい相撲が出た。
豪栄道が立ち合い低く当たって一歩押し込んだが、豪栄道の相撲はそこまで。白鵬はすくうように右を入れると、左もおっつけながら差してもろ差し。その左を突きつけながら、西へ走った。
すばらしい速攻だった。今日はまったく危なげなく、いい流れだった。
しかし、今日の白鵬は強かった。4日目にして、やっといい相撲が出た。
豪栄道が立ち合い低く当たって一歩押し込んだが、豪栄道の相撲はそこまで。白鵬はすくうように右を入れると、左もおっつけながら差してもろ差し。その左を突きつけながら、西へ走った。
すばらしい速攻だった。今日はまったく危なげなく、いい流れだった。