昨日、テレビで、ネプチューンの3人が、3台のピアノで三重奏をやっていた。
「奇跡ゲッター ブットバース!」という番組。
観ようと思って観ていたのではなく、たまたま目に入った。
最初から観ていたわけでないので、よくわからないのだが、3人とも、ピアノは弾けない様子。
それを、各自、自分のパートを練習し、合わせる、というプロセスが紹介された。
合わせの練習の初回は、名倉と原田が合わせたのだが、全然うまくいかない。
彼らがそこで言っていたのは、「自分自身は、練習してだいぶ弾けるようになってきたつもりだが、相手と合わせられない」「相手の音、自分の音が、こんなに聞こえないとは思わなかった」というような趣旨のことだった。
「これでホリケンまで入ってきたら、どうなる」みたいな話もしていた。
次に、その3人での合わせの様子。
本番2日前、ということだったが、やはりどうにもならない状況。
先生らしき人が出てきて、「一人一人は練習して、相当弾けてるんだけど、合わないね」というようなことを言った。
これ、浦安オケで、指揮者や団内指揮者からいつも言われてることと同じだな、と思った。
「一人一人は、相当弾けてるんだけどなあ」。いつも言われる。
「一人一人は、相当弾けてるんだけどなあ」。いつも言われる。
「あと2日だけどどうする?」という話になった。
「ここまで来て、やめるという選択肢はないんだから、やりますよ」「これからまだまだいっぱい(何度も)合わせます」と、確か名倉が言った。
そして、映像は本番での演奏に移った。
たどたどしい部分もあったが、立派な演奏だった。
すばらしいと思ったのは、3人が演奏の間、お互いの顔を見ながら合わせていたこと。
感じ入った。
一人一人が弾けているから、アンサンブルになるとは限らないこと。
他のパートを聴けないと、アンサンブルできないこと。
お互いを見ながら、聴きながら合わせる大切さ。
他のパートを聴けないと、アンサンブルできないこと。
お互いを見ながら、聴きながら合わせる大切さ。
これらは、我々もオケでいつも指導者に言われ、苦心している部分だが、そうした、事の本質といったものを、彼らが僅かな期間の慣れないピアノ練習の中で的確にとらえ、しかもそれをクリアしたことに、感じ入った。
やはり、3人が自分たちの本来の芸で、日頃やっていることと通じるものがあるのだろう。
応用力。
それから、2日前の時点から、やる、と決めてどれだけ合わせの練習をしたのか。番組演出上、その詰めの部分の映像は紹介されなかったが、きっと、大変な練習だったのだろうと思う。
芸人根性。
「練習は裏切らない」というのを見せてもらった。
以後の番組では、スプーン曲げなど、色々な奇跡を起こした人が紹介されていたが、私は、番組冒頭での、MCのネプチューンのピアノ演奏に、一番感動したのだった。