naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

5月場所12日目~依然全勝2人が並走

豊真将がめでたく勝ち越し。十両西最下位の14枚目、負け越せば待ったなしで幕下陥落だっただけに、本人もほっとしたことだろう。

若の里を突き落とした宝富士。実況を聞いていると、どうしても「宝くじ」に聞こえてしまう。

好調の妙義龍が、安美錦を圧倒。立ち会い突いて出て、安美錦の引きに崩れることなく押し倒した。5日目から8連勝で9勝目。
今場所の安美錦は、存在感が薄い。さみしいことだ。

栃煌山がいい攻め。立ち会い、左四つ右上手。豊ノ島がまきかえてもろ差しになりかかったが、深くは差させず、左からはさみつけて出た。
本人としては、自分がもろ差しの形になれなかったのが不本意かもしれないが、いい内容だったと思う。しかし、ここまで5勝7敗の成績は、物足りないと言わざるを得ない。

物足りないのは豪栄道も同様。立ち上がっての押し合いから、松鳳山が右からいなすともろくも手を突いたが、いなした松鳳山の方も崩れて倒れてしまった。
松鳳山が一瞬先に落ちたと見えた。軍配は豪栄道に上がったが、物言い。
物言いがつくほどのきわどさはなかったと思う。協議の結果は、やはり軍配通り。
豪栄道は6勝6敗。栃煌山ともども、大関はまだまだ遠い。

琴奨菊阿覧は、立ち会い琴奨菊が二本入ってすぐがぶった。一旦は残されたが、再度出て寄り切り。一方的だった。9勝3敗は、ここ3場所8勝止まりだった琴奨菊としては上出来ではあるが、今場所は、稀勢の里鶴竜が好調なだけに、影が薄い。

琴欧洲碧山は、琴欧洲が立ち会い左から張っておいて左差し。差し手を返しながら一気に出た。両力士が控えの稀勢の里の上に転落し、ひやっとさせられた。
これで、琴欧洲は7勝5敗。残り3日の内、横綱大関戦は2番なので、何とかカド番は脱出できるか?

全勝の白鵬と1敗の鶴竜の対戦。鶴竜が好調なだけに期待したいところ。鶴竜が勝機をつかむためには、いきなり組むのではなく、突いていくべきと予想。
しかし、突かせてもらえず、立ち会いすぐに右四つ。互いに右は差したが、上手はとれない体勢。
こうなるとこの両者の場合は、巻きかえがポイントになる。先に巻きかえたのは白鵬。もろ差しになられた鶴竜もすかさず左をまきかえて左四つ。
ここで白鵬が間髪を入れずに右から上手投げ。これで一瞬両者の体が離れたが、白鵬はすぐに右を差して、左からおっつけるようにして西土俵へ出て寄り切った。
鶴竜も好調なだけに善戦はしたものの、全体をふりかえると、結局は常に白鵬が先に動いていた。鶴竜が主導権を握る場面はまったくなく、後手にまわったままで動き負けた、という一番。白鵬の強さがきわだった。

2敗の日馬富士が全勝の稀勢の里を迎え撃つ結びの一番。今場所、左前まわしをとる相撲が定着して調子を取り戻してきた日馬富士だが、つまりは右四つねらいの相撲。右差しは稀勢の里が左おっつけにくるはずで、そこが勝負の分かれ目と予想したが、その通りの相撲になった。
今日も日馬富士は立ち会いすぐに左上手をとれた。それはよかったが、右の方は差し負けて、稀勢の里にもろ差しを許してしまった。後は一方的。稀勢の里が白房下に一気に寄った。
日馬富士としては、右を差し負けたのがすべてだった。この相手に対しては、まずは突いて先手をとるべきではなかったか。

全勝 白鵬稀勢の里
2敗 鶴竜

鶴竜は、明日の稀勢の里戦で一矢報いてほしいところではあるが、より望まれる展開は、14日目、全勝同士での白鵬稀勢の里戦だろう。
久々に東京で優勝したい白鵬、1年前の雪辱、悲願の初優勝がかかる稀勢の里
多くの相撲ファンの期待は、7年ぶりの国産力士の優勝か。