naokichiオムニバス

69歳、公務員、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

来年春の定期演奏会のメインはシベ2に決定

10日(日)に開催された運営委員会で、来年春の定期演奏会のメインを検討。

先月の運営委員会で、候補曲を7曲まで絞り、その演奏会の指揮者に報告した。

   チャイコフスキー 1番、2番
   カリンニコフ 1番
   シベリウス 1番
   ラフマニノフ 1番、2番
   エルガー 1番

今回の運営委員会では、指揮者からの意向も踏まえ、上記以外の候補曲も再度検討することになった。

今年の11月の定期演奏会が、ステージの狭い第一生命ホールということで、大編成の曲を避けて、シューマンの4番と「エロイカ」に決まった。

そのため、管楽器、打楽器の個々のメンバーにとっては、出番が普段より狭まることとなり、このことが、来年春の選曲については、考慮すべき条件となった。

加えて、上記7曲が、通常メインにとりあげている曲に比べると、やや知名度、集客力に欠けると思われることも、議論を難しくした感がある。

また、ラフマニノフエルガーについては、難易度が高いことを指摘する意見も出た。

さらに、個別の曲について、個々のパートの事情なども主張された。

長年、選曲では、なかなかまとまらずに苦慮することを経験してきたが、とりわけ今回は、色々な意見が出され、どの曲も一長一短、あちらの事情を立てればこちらが立たない、という議論になった。

誰かが譲り、妥協せざるを得ない状況だった。誰もが満足する結果は難しかった。

最終的に、以下の3曲を候補とし、指揮者のチョイスに委ねることで、一応の合意を見た。

   カリンニコフ 1番
   シベリウス 2番
   ラフマニノフ 2番

結論はすぐに出た。指揮者へ報告して、たちどころに決まった。

シベリウスの2番。

これで、その前に決まっていた前中と併せ、来年春のプログラムが決定した。

   ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
   ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
   シベリウス 交響曲第2番ニ長調

浦安市文化会館が改修工事を終える(そのため、今年の秋は東京で演奏会を行う)。改修後、最初の定期演奏会であることから、祝典的なワーグナーで幕を開けることにした。

中プロのブルッフは、定期的に行っている、浦安市、地元のソリストとの共演。

なかなか、魅力的なプログラムになったと思う。

選曲過程で妥協してくれたパートについては、その次の演奏会で配慮することになる。

ところで、シベ2。

このブログでも、何度も書いてきたが、私にとっては思い入れのある曲だ。

1974年、大学に入学して、管弦楽団に入部し、ヴィオラを始めた。

最初にヴィオラで迎えた本番のメインが、シベ2だったのだ。

7月にサマーコンサートがあったが、この時は、まだヴィオラではとても乗ることができず、打楽器とシンセサイザーを担当した。

11月の定期演奏会が、ヴィオラ弾きとしてのデビューで、最初に弾いたのが、サン=サーンスの「アルジェリア組曲(前プロの「魔笛」序曲は降り番だった)。そして、その次のメインが、シベ2だった。

この2つの曲は、私にとっては、やはり特別な存在だ。

シベ2は、その後、浦安オケで、2000年11月の定期演奏会で弾いている。また、2009年9月の、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)の定期演奏会に参加させていただいた時にも弾いている。

ということで、来年春が、4回目のシベ2となる。

選曲過程では、同じシベリウスの1番も候補になり、個人的にはこちらの方がよかったのだが、2番でももちろん文句はない。

浦安オケにとって、17年ぶりの再演となるシベ2。前回よりも良い演奏になるように、がんばりたい。