お盆休みが終わり、今日22日(月)から会社。
そこへ、かねてからの「トリプル台風日本接近」の報道。
3つの内の1つ、台風9号が、今日、首都圏を直撃する見通しとなっていた。
朝起きたら、まだ千葉は台風、という感じはない。早めに出社するに越したことはないので、ふだんより早く家を出た。
京葉線も幸い通常の運行。無事会社に着いた。
関東に住んでいると、年に2、3回は、台風が接近する。そして、何年かに1回は、定時を待たず、早めに退社して帰宅しなさい、という状況になることがある。
記憶に新しいのは、2011年9月。内部統制部にいた時だが、総務部からのそうしたアナウンスがあったのに、すぐ会社を出なかったのが災いして、帰宅困難者になった時のことだ。天災時は、早め早めに行動しないと後悔する、と身にしみた。
ところで、今いる部署は総務部。つまり、社内に早期帰宅を促すアナウンスを出す立場にある。
そんなことで、出社する段階から、今日の仕事の最大の課題は、台風情報を確認し、必要な判断をすることだ、と認識していた。
出社後、テレビとネットで情報収集。
その時点での予想では、正午頃に東京湾の入口あたりに来る。そして、15時頃には既に東京を通過して茨城から福島あたりに抜ける感じだった。
これを踏まえて、人事部長と対応を協議。
出社早々、もう帰った方がよい、という状況ではないので、台風が抜けるのを待って、交通機関の状況を再確認の上で、夕方早めの退社を促すことでどうか、ということになった。
その後、昼前に、社用で外出。この時点の東京は、雨は大した降りではなかったが、風はだいぶ強くなっており、ビルの間など、傘をさせない場所もいくつかあった。
それでも何とか用務を済ませ、12時半頃帰社。
ところが、この時点で、状況が変わっていることを、社内の者に知らされた。
台風の進みが遅くなったのだった。
朝の時点では、既に東京を抜けていたはずの15時頃、東京を通過する予想になっていた。
テレビを観ていると、今、館山に上陸した、との速報。
交通機関の状況も、当然だが朝よりは悪化してきている。
こうなると、もう決断しないといけない。もう帰っていいことにすべきではないか、との声も聞かれた。
急ぎ、再度人事部と協議。
考えなければならないのは、従業員の安全と、無事な帰宅。
風雨が激しい状況下で、退社を促すわけにはいかない。15時にはこのあたりに来るとなれば、今すぐにでも、会社を離れてもらった方がいい。
そうしないとすると、台風が抜けるまで、社内に留まる判断となるが、間違いなく交通機関の状況は、さらに悪くなる。
やはり今だろう、ということになり、担当役員、社長の了承を得た上で、社内にアナウンス、それから、首都圏にある支店に対して、同様の対応をするよう連絡を入れた。
これが、13時半頃。
以後、総務部として必要な対応を取り急ぎ処理し、総務部の者も、順次退社することにした。
(続く)