naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

入浴の作法

出張でビジネスホテルを選ぶ時には、大浴場があるところをさがす。狭くて浅いユニットバスの浴槽が嫌だからだ。

ルートインや、ドーミーインなどによく泊まる。

昨18日(火)は、横浜アリーナでの小田(和正)さんのライブの後、東京に泊まった。これも、大浴場がある、東京駅八重洲口のスーパーホテルを予約しておいた。

明けて今朝、2階にある「八重桜の湯」に行き、広々とした浴槽で、ふー、とひと息ついた。

ところで、入浴の際の作法というのは、標準的なものを学校で教えたりするわけでもないから、各家庭において親から教わるのが普通ではないだろうか。

そうすると、結構、特別なことをやっていても、なかなかそれに気がつかない場合もあるかもしれない。

自分のことで言うと、入浴を終えて浴室を出る前に、冷たい水(お湯ではなく)で絞ったタオルで、身体を拭くのが作法だ。

これ、たぶん、どこの家でも誰でも当たり前にやっている、一般的なことではないんじゃないだろうか。

この行為は、子供の頃に、父親に風呂に入れてもらいながら教わったと記憶する。

その後、何かの雑誌の、生活の知恵的なページに、この行為について載っていて、湯冷めを防ぐ効果があるとされていた。これを読んだ時には、ちょっと嬉しかったものだ。

あと、古い話だが、大学オケの仲間で、洗髪の際に髪をすすぐ時に、頭の上からお湯をかぶるのでなく、身体を前にかがめて、置いてある洗い桶に頭を突っ込んですすぐ者がいた。富浦、岩井での合宿の時に、一緒に風呂に入って知った。

これは、ちょっと珍しい洗い方なので、それを見た先輩とかに笑われていたものだ。

この件にしても、彼の家ではそういうふうに親から教わって、当たり前のようにやっていたのかもしれず、それが、長じて、他の者と一緒に大きな風呂に入るようになって、特異なものと見られた形なのだろう。

浴槽に浸かってそんなことを考えていたが、先述のように、私は、大浴場好きなので、各地の大浴場に入っていて、かねてから気がついていたことがあるのを思い出した。

それは、脱衣所から大浴場に入ってきて、浴槽に浸かることをせずに、まず洗い場の椅子に腰掛けて、頭を洗い始める人が、結構多いことだ。

まずは浴槽に浸かって暖まる、というのが、当然の手順だと思っている私としては、非常に奇異に感じるのだ。

今朝にしても、私の後から入ってきた3人の宿泊客は、ことごとく、いきなり椅子に座った。

何故、こういう人が多いんだろう。そういう講座でもあったのか、そういう家庭が多いのか。

冬なんか、寒いだろうに、と思うのだが。

さて、私の入浴作法で、何か他に特徴はないかな、などと思ってみたら、一つあった。

また洗髪の話だが、髪をすすぐ時、私はシャワーは使わない。あくまで洗い桶に汲んだお湯を上からかぶる形ですすぐ。

ユニットバスが嫌なのは、それもあるんだよな。

これって、特別?

この作法は、親から教わったわけではないが、そもそもが、私の育った家の浴室にはシャワーなんてなかったから、洗い桶でお湯をかぶるのが当たり前だったわけで、その延長なのだろう。

※これまでで一番びっくりした大浴場での事件
    全裸の腕立て伏せ…
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/63178486.html