メインの蕎麦は、「とうじそば」と呼ばれるメニュー。
「とうじ」って「湯治」のこと? などと席上話題になったが、信州の方言で、「とうじる」という動詞があるのだそうだ。
「とうじる」とは、「湯通しする、液体の中を通す、液体で洗う」という意味とのこと。
テーブルの上に、卓上コンロとダシを張った鍋が置かれる。
大量の具材!
これを鍋に投入。
小分けに丸めた蕎麦が、ざるに載せられて出てくる。
これを、「とうじ篭」と呼ばれる、ひしゃくの形をした篭に入れ、鍋に浸して軽く温める。しゃぶしゃぶみたいな感じだ。この動作を「とうじる」というのだ。
蕎麦と具材とダシをお椀に入れて食べる。
蕎麦のこういう食べ方は初めてで、これは誠に圧巻であった。