naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ワークショップ日誌 10月6日(土)

横島勝人先生のワークショップに、今年も参加した。

昨年の「ドイツ・レクイエム」までで、ブラームスのシリーズが終わり、今年からは、新たにブルックナーの勉強が始まる。

新シリーズ初回の今年は、8番のシンフォニーを勉強する。

個人的には、ブルックナーは、所属オケの定期演奏会で2013年6月に4番を演奏したのが唯一の経験だ。未経験のブルックナーは、とても大変だった記憶がある。

今回の8番、事前にさらった印象では、4番に比べると多少楽な譜面に思われたが、実際合奏で弾いてみたら果たしてどうだろうか。

ワークショップは、10月6日(土)~8日(月)の2泊3日。いつもの通り、佐久平で2日間練習し、最終日は軽井沢に移動して、軽井沢大賀ホールでの本番演奏である。

練習会場の、佐久市交流文化館浅科には、13:30集合なので、これに間に合うように、東京駅11:04発、佐久平12:26着の、あさま609号の切符を買っておいた。

ところが、東京駅に着いたら、仙台駅での人身事故のため東北新幹線は運転を見合わせており、東京から北に向かう他の新幹線も遅れているとのアナウンスを聞いた。

とりあえず新幹線のホームに上がってみたが、定刻の11:04になっても、前の電車が出発せずにいる。

この状況は、Messengerで逐次情報発信した。

やっと乗った新幹線が出発したのは、11:23、19分遅れ。車内アナウンスでは、佐久平着は、15分遅れの12:41を予定しているとのことだった。

じたばたしても仕方がない。

弁当を食べて、スコアを読む。

   駅弁シリーズ~東京弁
      https://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/66158921.html

その後、順調に走った新幹線は、佐久平の一つ手前、軽井沢に停車したのだが、なかなか発車しない。

アクシデントは重なるもので、乗客が電車とホームの間にはさまったので救出しているとのこと。

結局、定刻から27分遅れて、12:53に佐久平駅に到着した。私以外にも多くのメンバーが下りた。

今回も用意された送迎バスには、申込が遅れたため乗れないので、タクシーで行くつもりだったが、Messengerのやりとりの中で、ヴァイオリンのTさんが車で迎えに来て下さるとのことで、お言葉に甘えることにした。

13:00に佐久平駅を出て、13:15、無事交流文化館に到着した。

今回のワークショップのトピックは、勤務先の後輩が初参加したことだ。

昨年入社したI君は、ヴァイオリンを弾く。隣の部署ながら、オフィスでは目の前に座っている。大学のOBオケで弾いているとの話だが、演奏の一つの機会としてこのワークショップの情報を紹介したら、参加します、ということになった。今回は、ファースト・ヴァイオリンでの参加である。

彼がヴァイオリンを弾くのはこれまで見たことがなく、一緒に演奏するのは今回が初めてとなる。

会社の人間と、車外のこういう場で顔を合わせるのは、変な感じだ。

このワークショップでは、座る席は決められていない。好きなところに座る。これまでのブラームスと違って、演奏経験に乏しいブルックナーには不安があるので、後ろがいい。

プルト10人と聞いていたが、4プルトの表に座った。隣には、以前プルトを組んだことがあるTさんが座った。

14時前、オリエンテーション開始。車で来ていないメンバーの、期間中の配車。ホテルの部屋割り。本番CDの頒布案内など。

パートごとに前に出て、ワークショップの資料配付と自己紹介。いつもは全員がしゃべるのだが、今回は、初参加のメンバーだけだった。

15:05、いよいよ練習開始。

まず、全曲通し。

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休憩なしに、全4楽章を通した。2楽章は、トリオの後、ダカーポはせず。

横島先生、1楽章は、チェリビダッケもかくやという遅いテンポ。2楽章も遅かった。

4楽章まで演奏したところで、休憩。

17:10から、横島先生のレクチャー。

まず、ここ5年、ブラームスを勉強してきたが、同じ世代の作曲家ということで、新シリーズにブルックナーを選んだとのお話があった。

フルトヴェングラーの著書、「音と言葉」が紹介され、ブルックナーという人は、当初、なかなか世の中に受け入れられなかった作曲家だが、このワークショップを通じて、皆さんにブルックナーを味わってほしい、また愛してほしい、とのお話も。

レクチャーの後、1楽章を返し練習して、18:40、一旦終了。

館内の一角にテーブルと椅子を並べて、みんなでお弁当をいただく。

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練習会場には、横島先生が持ってこられた、文献や楽譜などの資料が並べられ、練習の合間に自由に見ることができる。

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これが、横島先生から全員に配られたワークショップ資料です。

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19:30、練習再開。

配置が変更された。

練習開始時は、ホルン、ワーグナーチューバが下手側、金管ティンパニが上手側に分かれて配置されていたが、これを変更。

ホルン、ワーグナーチューバが上手側に移り、金管は正面奥。正面奥にいたコントラバスが、下手側に移り、ティンパニも下手側へ。

チューニング後、音出し前に、かねて準備してあったサプライズを実行した。

いつも事務局としてみんなが大変お世話になっているHさんが、この日70歳の誕生日。

これをお祝いするため、幹事からの呼びかけで、「ハッピーバースデー」を演奏した。楽譜は直前に極秘に配布。

横島先生が、何気なく「Hさん、ちょっと」と、あたかも事務的な打合せがあるように、Hさんを呼んで脇に立たせたところで、演奏開始。

大照れのHさんに、演奏後、花とアルバムが贈られた。

このアルバムも、幹事から事前に、賛同者は顔写真を送ってほしいとの呼びかけがあった。私も、妻に撮ってもらった写真を送っておいた。そして、交流文化館に到着後、これも気づかれないように、賛同者全員がメッセージカードを記入していたのだ。

午後の練習がありながら、事前に紙焼きしてあった全員の顔写真と、当日集めたメッセージカードを、アルバムの形に手早くまとめる作業は、さぞ大変だっただろう。後刻、贈られたアルバムを見る機会があり、そう痛感した。

私はお祝いされた当人ではないが、手間を厭わずサプライズを計画実行してくれた幹事に感謝すると共に、こういう温かい場、温かい仲間の中にいられることも感謝したい気持ちだった。

さて、練習は2楽章。

主部を練習した後、レクチャー。

3大Bの中では、ブルックナーは孤高、特別なところがあるので、ベートーヴェンブラームスを弾く時とは違った意識が必要とのことだった。

ブラームスとの確執の話も。

レクチャーの後、トリオの練習。

そして、再度、レクチャー。

ここからは、ブルックナーの版の違いの話になった。

今回の8番、練習しているのは、ハース版だが、これとノヴァーク版の違いを知ろう、というねらいである。

1楽章と2楽章はあまり違いがないが、3楽章は相当違うところがあるとのことで、両方のスコアの抜粋が配られた。

左側がノヴァーク版、右側がハース版である。

今日、明日、見比べて違いを見つけましょう、ということだった。

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その後、3楽章の練習。

21時半過ぎ、初日の練習が終了した。

最初に打ち合わせた配車に従って、宿泊先のホテルリゾートイン佐久平に移動。私は、送迎バスに乗った。

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ホテルまでは20分ほどで着いた。

ここから飲み会である。部屋に荷物を置いて、ホテルのすぐそばにある魚民へ急ぐ。

50人ほどが集まった。

2時間ばかり飲んだところで、0時半前、一旦締め。

その後、同じ店の別室で有志の二次会に移るということだったので、これを機にホテルに戻った。

翌朝聞いたところでは、いつも通り、店を替えての三次会参加者は3時頃まで飲んでいたとのこと。

※ワークショップ往路に聴いた音楽
    ブルックナー 交響曲第8番
       バレンボイムベルリン・フィル
       カラヤンウィーン・フィル