最近、著名人が亡くなると、ネット上で、「R.I.P.」という書き込みを見かけるようになった。
ラテン語、あるいは英語に発する追悼のフレーズらしい。
「ご冥福をお祈りします」、「お悔やみ申し上げます」と言った日本語も、言葉自体には美しい響きやニュアンスがありながら、時に定型的な印象を受ける場合があると、日頃感じている。
しかし、「R.I.P.」は、個人的には論外という気がする。
このアルファベット3文字から、哀悼の意を汲み取ることは、私には難しい。
発信側が、哀悼をどう表現するかは自由だと思うが、読み手にそれが等しく伝わるかどうか、というと、現時点の日本ではまだギャップがあるのではないだろうか。
そうした違和感がある。