naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

1月場所初日

NHKの放送、向正面にやくみつるさんがゲストで座った。
博識ぶりをうかがわせる話はさすが。
NHKは、この人とデーモン小暮閣下を、準解説者としてもっと定期的に呼んでほしいものだ。

中入の企画、「2006年夢番付」は面白かった。
名前の挙がった澤井と影山には、私も今年は注目してみたい。

若の里若兎馬に格の違いを見せつけた。足の不安もなさそうだ。大勝ちしてもらいたい。

嘉風は、途中の引きが悪く、新入幕初日を飾れず。一方の土佐ノ海がそれだけいい動きだった。

稀勢の里普天王は、楽しみな一番だったが、稀勢の里の一方的な相撲。攻め勝ち、組み勝った。すぐ打った思い切りのいい投げがよかった。肘の締め方も光った。
琴欧州大関昇進に、期するところがあるか。

安馬は、銀色の締め込みに新調。いい色だ。相撲は敗戦で残念。春日錦がうまく左からすくって体格の利を生かした。

先場所好成績で上位に戻った栃乃花に期待したが、白露山のうまいたぐりにやられた。あれはレスリングの技だろうか。しかし、栃乃花も存分に動いて相撲をとれていたので、明日以降に期待したい。

白鵬は、相変わらず立ち合いの鋭さはなかったが、豪風に余裕のある相撲。
今年は、少しでも早い時期に大関に上がることを期待したい。琴欧州と並んで朝青龍の対抗馬になってもらいたいものだ。

琴光喜は、今日は黒海に厳しい相撲。立ち合いもいい当たりだったし、得意の右四つではなかったものの、つかんだ右上手は放さずに、この形で決めてやろうという気持ちが感じられた。
あてにならぬ人だが、この姿勢と立ち合いの安定が続けば、期待は持てる。

注目の新大関琴欧州は、露鵬の思い切りのいい投げに初日黒星。
立ち合いうまく右四つに組んだと思ったが、左上手をとれなかったのが勝敗のポイントとなった。
考えてみれば、露鵬も右四つ充分だし、地力もある力士だ。

休場明けの栃東は、彼本来のおっつけ相撲。時天空に引かせる場面を作っての完勝。
栃東の相撲には、華やかさはないが、正統派であり味わいがある。
朝青龍とも五分にとれる人だけに、この調子で終盤戦までいってもらいたいものだ。

魁皇は、立ち合いがしっくりいかずばたついた。そこを雅山に見られてうまくいなされて崩れた。
場所前の稽古が充分でないと聞く。この先が心配だ。

千代大海は、相変わらずなかなか一気に押し込めない突っ張りからの引きで旭天鵬を何とかしとめた。
今のこの大関の力では、可もなく不可もないというところ。

時間一杯からの玉乃島のゆっくりした動作に、いらだちの表情を見せた朝青龍だったが、相撲への影響は全くなし。
頭で低く当たって、左四つに組み止めて万全の投げ。
「年間90勝」は、いくら何でも吹き過ぎに思うが、とりあえず8連覇に向けては文句なしのスタート。