naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

アンサンブル練習~今回はピアノを含む室内楽

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  ピアノトリオ譜読み中。



昨18日、ハーバーシティ蘇我「Ario」で昼食の後、蘇我駅で父母とは別れ、帰宅。

月1回やっている、ご近所の方とのアンサンブルの練習があるからだ。
いつものマンションの管理センターの集会室。

先月は練習場所の都合で練習が流れたので、2ヶ月ぶり、今年初めての集まりになる。
ただ、セカンドヴァイオリンのHさんが、所用でどうしてもおいでになれないということで、弦はファースト、ヴィオラ、チェロの3人である。
今回から妻がピアノで参加させて頂くことになり、その初回である。

シューマンピアノ五重奏曲をやることが前回決まっていたのだが、Hさんがおいでになれないため、その練習はとりやめとなった。
代わりに、ピアノが加わるということで、ファーストのHさんが、大量の楽譜を持ってこられた。
興の乗るまま、好きな曲を譜読みしようという趣向、Hさんの言い方を借りると、「あれこれついばむ」ということである。

ということで、まずは、Hさんが特に思い入れがあるという、モーツァルトのピアノ四重奏曲の第1番からスタート。以後、下記の曲を次々に試し弾き。

モーツァルト  ピアノ四重奏曲第1番ト短調
ハイドン    ピアノ三重奏曲ト長調(Hob.ⅩⅤ no.25)
ブラームス   クラリネット三重奏曲イ短調 第1楽章のみ
         (クラリネットヴィオラが担当)
   ※休憩
ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲イ長調
         (セカンド抜きで)
モーツァルト  ケーゲルシュタット・トリオ
         (クラリネットをヴァイオリンが担当)
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」 第1楽章のみ

弦は曲によって降り番があるが、ピアノは弾きっぱなしで、妻はバテバテであった。

ヴィオラの立場では、今回の曲では、ブラームスのクラトリオとモーツァルトのケーゲルシュタットは貴重な経験ができた。
まあ、どっちも、クラリネットを使った本来の編成の方がいいと思った。
ブラームスは、ヴィオラの楽譜なのに、3分の1くらいト音記号で書いてあって、すごく高い音域まで弾かなければならない。もとより、ブラームスのことで、リズムが難しく、チェロ、ピアノとも、1楽章まででお手上げとなった。
一方のケーゲルシュタットは、ヴィオラのために書かれた曲だけに、なかなか弾き甲斐があった。きちんと練習して取り組んでみたいと思った。

あと、ヴィオラがないので、ピアノの譜めくりをしながら聴いたピアノトリオ2曲は、書法の違いに驚いた。
ハイドンは、ピアノの右手とヴァイオリン、左手とチェロが同じ音を弾くところが多い。それに比べてベートーヴェンは、3パートが独立の動きをする。やはりベートーヴェンという人は革新的な人だったのだと思う。

ドヴォルザークのピアノ五重奏は、セカンドがいなかったが、この曲もなかなか面白い。ドヴォルザークだけにいいメロディが多い。

15時から4時間、あっという間に終わった。

とりあえず来月については、シューマンの五重奏と、今日やった中から、モーツァルトのピアノ四重奏を中心に練習することになった。
今日は適当な譜読みだったが、来月からは少しちゃんとさらって臨まねば。