naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

本番指揮者の初練習

オケ練。先週は名古屋旅行で欠席したので、2週間ぶりだ。

今練習している、11月の定期演奏会の指揮者は、我々のオケでは初めてお招きするY先生という方だ。
今日はそのY先生が初めて合奏を振られる。

当オケは、長期に在任する常任指揮者を置いていないので、結構指揮者が頻繁に交代する。
顔も知らない指揮者が初めて練習に来られるというのは、何度経験しても、やはり構えてしまうものだ。

小学校の頃、担任の先生が替わると、「こわい先生じゃないといいな」と友だちと言い合ったり、その新しい担任の評判(要は「こわいか」「こわくないか」)を前の担任クラスの生徒にヒヤリングしたりしたものだが、そんなことをふと思い出したりする。

さて、今日初めて顔を合わせたY先生。
前回の「田園」の指揮をして頂いたS先生の第一印象は、「指揮者らしい指揮者だなあ」だったが、Y先生は、それとは違って、何か「フツーの人」。
会社員とか学校の先生と言われてもおかしくない感じだ。

イメージはともかく、とてもフレンドリーで、指揮を始める前に、コンミスと握手したと思ったら、それだけでなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの1プルト全員と握手してまわられた。
演奏会本番みたいだった。

まず、メインのチャイ5から。初練習でもあり、通しが基本かと思ったが、初回早々結構返しがあり、結果としては、今日は大部分の時間をチャイ5に費やされた。
そして、「モルダウ」、「だったん人」。
スメタナも返しながらの練習。ボロディンは、通した程度だった。

疲れたが気持ちのいい練習だった。

本番指揮者で一通り弾いて感じたが、やっぱり今回は「モルダウ」が一番大変だ。
最初の川の流れをリピートされて、あ、これはきついなと思ったが、それだけではなかった。
月光の場面の後に川が戻ってきたところは、冒頭よりはテンポが速く、分散和音がきつい。
そして、その後もかなり速いテンポだった。これは大変だ。

ボロディンは、それに比べるとまあラクに気持ちよく弾ける(ヴァイオリンはそうでもないのだろうが、ヴィオラはOK)。

そして、チャイ5は、疲れるは疲れるが、それに挑もうという気になるだけの魅力が曲にある。少なくとも私にはそうだ。

ということで、どれも疲れる曲と団内で評判の今回のプログラムも、パワーコントロールの目標は大体わかった感じだ。

Y先生には、来年5月の定期演奏会でも振って頂くことが決まっている。
新しい指揮者に、個人的にも、またオケとしても新しいご指導を頂くのが楽しみだ。

ところで、今日は、ヴィオラの入団希望者が見学にこられる予定だった。団のサイトに入団希望の書き込みがあり、メールで連絡をとったら、今日見学という話だったのだが、結果的にはおいでにならなかった。
残念。追っての連絡を待ちたい。

練習終了後は、弦インペクNさんの招集で、弦のパートリーダー会議。
今後の団員募集の方針について話し合った。

※今日の練習往復のレコード
   アバド メンデルスゾーン 「スコットランド」「イタリア」(DECCA盤)
   C.クライバーバイエルン国立管 ベートーヴェン7番(ORFEO盤)