naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

御飯の友 熊本

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私は「ふりかけ小僧」と自分を呼んでいる。

私の世代だと、やはりふりかけというのは、子供の頃の食生活において相当嬉しかったものに属する(ついでに言うと「江戸むらさき」もそうだ)。
だから、この歳になっても、ふりかけは欠かさない。「のりたま」「すきやき」「味道楽」・・・。
スーパーのふりかけコーナーでは、つい足が止まる。

さくら水産などのように、卓上にふりかけのボトルが置いてある店でごはんを食べるのはとても嬉しい。

そんなふりかけ小僧の私が、先月熊本に出張した帰り、熊本空港の売店で「御飯の友」という瓶詰めのふりかけを見つけた。
写真を撮ってくればよかったと今にして思うのだが、売店の中のあるコーナーに、半端でない本数が陳列されているのだ。
思わず買ってしまった。

食べてみると、丸美屋の往年の「是(これ)はうまい」によく似た味だ。
(「是はうまい」は、今でも時々見かけることがある。同じ丸美屋の「チズハム」はさすがに製造していないようだ。更に思い出してしまったが、テレビアニメ「エイトマン」のスポンサーが丸美屋だったなあ)

妻が教えてくれたのだが、何と、このふりかけは由緒あるものなのだった。
Wikipediaに、ちゃんと載っている。

   御飯の友(ごはんのとも)は、全国のふりかけ協会が公認しているふりかけのルーツ。
   大正時代の初期、日本人にカルシウムが不足していた最中、熊本の薬剤師・吉丸末吉氏が、
   カルシウムを補うため、魚の骨を粉にして御飯にかけて食べるというまったく単純な発想
   にたどりつき、『御飯の友』を開発した。
   「御飯の友」は、その後昭和9年に二葉商事(現株式会社フタバ)が引き継いでいる。
   当初熊本市の新町の工場で製造されていた。

日本最古のふりかけ。ふりかけというものが、熊本発祥だったとは、知らなかった。
そうと知っていたら、もう2、3本買ってくるんだった。