naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

全曲合奏~エネルギーを引き出してくれるチャイコフスキー

今日のオケ練は、弦と木管、ホルンの合奏。金管と打楽器を除いた編成だ。

団内指揮者、K氏の指導で、浦安市文化会館のリハーサル室。

来週が、本番指揮者のY先生による集中練習なので、今日は全部の曲をやると予告されていた。

曲順にまず「モルダウ」から。

1ページ目、川の描写の分散和音を弾き始めて間もなく、左腕がつりそうになる。
その後、狩から村の婚礼、夜更けの描写は、まあ一息つけたが、まだ川が戻ってくると、左腕が・・・。
流れが急になって、最後の8ページでは、今度は刻んでいる右腕の方がつりそうになってしまった。

今日は、席について、ほとんど指慣らしをしないでいきなり弾き始めたのだが、それがいけなかった。
モルダウ」という曲を、アイドリングなしで弾くのは、無謀なことだということがよくわかった。
楽器も全然鳴らないし。
次回からは心しなければ。

次は「だったん人」。これはまあ、楽器の技術面は別にして、肉体的には「モルダウ」のようなことはなく、気は楽だ。
ギャロップのリズムのところは、いまだにコツがつかめない。弓が踊って、コルレーニョみたいになってしまったりする。
それと、曲締めのところ、半音で上昇していくところは、まだ雰囲気と気合いで何となく上がっている。
練習、練習。

そして、チャイ5。
チャイ5を合奏で弾くのは、ずいぶん久しぶりだ。1ヶ月ぶりくらいだろうか。
久しぶりなものだから、忘れているところもあるし、個人的にはずいぶんレベルダウンしてしまっていることがわかった。
加えて、来週のY先生がどういうテンポでやるかわからないから、ということで、K氏もふだんとは違ったテンポ設定をしたりしたので、結構右往左往するような感じで今日は弾いた。
チャイコフスキーは、どの曲も弾いていて疲れるのだが、同じ疲れるといっても、「モルダウ」とは違うものがある。
チャイコフスキーの場合は、弾いていて大変であっても、何か音楽自体が弾くエネルギーを引き出してくれるような感覚がある。まあ、個人的にスメタナよりはチャイコフスキーの方が好きというか、相性がいいのだろうが、弾きながら、「やっぱりいい曲だな」と思わせてくれるところがあるので、肉体的にきつくはあっても、ついつい頑張って弾いてしまう。

最後にアンコール。

全部の曲を弾くことができて、忘れていた部分も思い出した。
来週の集中練習に向けては、意味のある練習になった。

それにしても、何だかんだ言っている内に、気がつけば10月。
本番まで1ヶ月半というところまできている。
まだボウイングをきっちり詰めていないところも少なくない。そろそろ他パートとの調整を急がねば。
個人的にも、まだ楽譜をちゃんと読んでいないし、さらい足りないところも山ほどある。
いつもの演奏会よりも、ちょっとのんびりしてしまっているか。
頑張らねば。

今日の練習では、演奏会のポスター、チケット、チラシが配られた。
このことでも、本番が近づいたと実感する。
集客のための努力も始めなければならない。

いよいよ本番モードだ。

※今日の練習往復のレコード
   ムーティ モーツァルト 「ハフナー」、「プラハ
   カラヤン チャイ5 (71年録音、EMI盤)