naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ケータイ歩行者の注意力

車を運転しながらの携帯電話については、結構うるさく取り締まられているようだが、歩行者のケータイも結構危ない。

誰しも経験することだと思うが、駅の構内などで、ちょっと人混みを歩いていて、前を歩く人が、妙に歩くのが遅かったり、歩く方向がブレたりするのに気づく。顔が下を向いているので、もしかして、と追い越しざまにのぞいてみると、案の定携帯電話のキーを打っている。
こんな光景は日常茶飯事になった。

はっきり言えるのは、携帯電話をいじりながら歩いている人間は、注意力が極度に散漫になっているということだ。
メール打ちもそうだし、通話しながら歩いている人間も、思いの他、意識が散っている。
道を歩いていて、前方から、携帯電話で話しながらこちらへ向かってくる人がいるとする。
お互いに目も一瞬合ったりしているのだ。しかし、そういう人とのすれ違いは、決まってうまくいかない。決してこちらをよけてはくれず、ぶつかりそうになったりする。
驚くほど、通話中の人間の注意は散漫になっていると、そんな時に痛感する。

私自身も、通話しながら歩いたり、短いメールを打ちながら歩いたりすることは、頻繁にある。

しかし、他の人を見ていて、明らかに通行の邪魔だったり、ぶつかりそうになったりすると、やはり気をつけないといけないと思う。
実は私の会社には、歩きながら通話していて、交差点で車にはねられ、生死の境をさまよった末に、辛うじて一命をとりとめた人がいる。

本当に気をつけなければいけない。

そして更に思うのは、歩いていてさえ、危ないと思うのだから、やっぱり、運転しながらの携帯電話は、想像以上に危険なのだろうということだ。
近頃は、運転中にハンズフリーでの通話ができる器具も売っているようだが、それを使っていたって、注意力が鈍ることに違いはないのではないか。
酒酔い運転が問題になっている昨今だが、運転中の携帯電話も、やはりやめるべきだと思う。