naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

長崎出張①~ピアノ猛練習

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   (写真上)クルーザーで大村湾を渡り、対岸のパサージュ琴海へ
   (写真中)長崎名物トルコライス
   (写真下)クラヴィノーヴァ特訓中




2日(土)~4日(月)と、長崎へ出張。

勤務先の子会社が運営する、長崎リゾートアイランド「パサージュ琴海」で得意先、取引先を招いて行うゴルフコンペの事務局としての仕事だ。

このコンペは、例年100人以上のお客さまをお迎えし、当社の社長以下役員もホスト役を務める、当社の本社としては最大のイベントである。

  ※パサージュ琴海Webサイト http://www.passage-kinkai.co.jp/

大方の参加者は、3日(日)の昼前に現地入り、希望者は早速練習ラウンド(また観光希望の人は長崎空港からバスで有田方面へ)。
その夜に、前夜祭パーティー
4日(月)が、コンペ本戦。ラウンド後、表彰式パーティー。夕方解散。
これが会のスケジュールだ。

事務局の一員としての私の主な仕事は、会全体の運営のお世話の他、前夜祭パーティーの司会、表彰式パーティーの司会である。
私自身はゴルフはやらないので、事務局専従としての随行だが、今回、前日の2日(土)から現地入りしたのには、理由がある。

ピアノの練習だ。

毎回、前夜祭パーティーではいくつかのアトラクションを用意してお客さま方にお楽しみいただいている。
今回のアトラクションの一つに、元劇団四季の女性歌手、Sさんをお招きして、何曲か歌っていただくコーナーがあるのだが、そのピアノ伴奏を命じられてしまったのだ。
もう30年近く前、入社した当時はまだ多少は弾けたので、若気の至りもあって、社内でピアノを弾いたことがある。その当時のことをおぼえていた、今一緒の職場にいる役員から、お前が弾けという命令が出た。

ヴィオラは現役だが、ピアノについては、今は日頃まったくさわっていない。
プロの歌手の方の伴奏をするなどとんでもない話なのだが、これも「業務命令」。
MEGUMIに似た顔立ちのSさんに2回ほどお目にかかって打合せをして、候補曲の楽譜をお預かりした。
以後、機会を見つけてはさらってきたのだが、いよいよ本番。
前日乗り込みで、現地の楽器を使って最後の追い込みをしようという訳だ。

羽田8:10発の飛行機で長崎へ。
同じ飛行機で先乗りする者が何人かいた。
長崎空港からは、現地へ船で移動。ふだんは船会社の大型船だが、今回は、施設が所有するクルーザーを使った。

到着後、他の者はゴルフ。
一人残った私は、とりあえずゴルフ場のクラブハウスで長崎名物トルコライスを食べてから、いよいよ練習にかかった。

使う楽器はヤマハのクラヴィノーヴァ。
日頃はホテルフロント前のバーラウンジに置いてあるのだが、これを、今日は使用しない結婚式用のチャペルに運んでもらった。

まず、ハノンの教則本。何はともあれ指のリハビリをしないといけない。
最初の10曲ばかりを地道にさらい、その後、少し飛ばして、指をくぐらす練習、そしてスケール。
子供の頃、学校から帰って、夕方練習した頃を思い出す。

その後、Sさんから預かった楽譜をさらう。
事前の打合せで、歌う5曲を決めてあったが、それ以外の候補曲もいくつか受け取っていたので、念のためそれらの曲も含めて、何度も何度も繰り返し弾いた。
楽譜は、コードネームが書かれたヴォーカル譜なので、反復して弾きながら、コードのポイントになる、はずせない音を書き足したり、自分なりの演奏上のアイディアを書き込んだりして、身体におぼえこませていく。

13時過ぎから始めて、気がつけば外は暗くなっていた。
約6時間の特訓。
また明日、さらう時間はあるので、切り上げることにした。

それにしても、基本の教則本から始めて、本番用の曲をこれだけ地道に練習するって、日頃ヴィオラではやっていないなあ、と改めて思う。
不安のあるピアノだからこれだけ必死になる訳で、毎週弾いているヴィオラだと、却ってそうならない。
ピアノは明日限りの本番だが、これを意識づけにして、ヴィオラももっと地道にさらわないと、と思った。