naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

やっぱり横審ではさんざん

千秋楽翌日恒例の横綱審議委員会、やっぱり千秋楽結びと決定戦はさんざんだったらしい。
Yahooのニュースで見た。
そりゃそうだろう。横審といえば保守的な相撲有識者の集まりだ。

しかし、北の湖理事長は、朝青龍白鵬をかばったらしい。
ちょっと理解しにくい気がする。

けさの新聞、スポーツ紙の記事に、協会幹部の談話がいくつか載っていたが、それを見ても、両力士に対しては擁護の発言が目立つ。

  北の湖理事長
    白鵬は何としても決定戦で勝ちたかったのだろう。それ以外は15日間いい相撲をとった。
  放駒審判部長
    優勝決定戦の内容で、15日間の評価が落ちるものではない。
    評価できない優勝なんてあるの?
  三保ケ関審判部副部長
    お客さんは熱戦を期待していたんだから、いい相撲を見せるのも1つの務めだろう。

これにもちょっと首をかしげた。
場所の一番の盛り上がりのところで、あんな相撲をとったことについて、「大事なところで、お客さんをがっかりさせる相撲をとって、何だあいつらは」という協会幹部はいないのだろうか。
決定戦以外はいい相撲だった。だから評価が落ちない。そうだろうか。
(余談だが、かつて貴ノ花は、曙、若ノ花との優勝決定巴戦で優勝を逸し、「決定戦での負け方が悪かった」として、横審への諮問を見送られ、史上最年少横綱を逃したことがある)
肝心の結びと決定戦、今の相撲界でトップを争う二人が、とんでもない相撲をとって、満場のお客さん、全国の相撲ファンを落胆させたことは、大いに罪深いことだと思うのだが。
三保ケ関親方のコメントはまだ良心的だが、「1つの務め」というのがひっかかる。「最大の務め」だ。

日刊スポーツで、元大鵬納谷幸喜氏が、怒りまくっていた。
これが正しいと思う。
協会外の者だけがブーイングで、身内の協会幹部が擁護しているのでは、両力士とも決して反省はしないな。間違いなく。
それでいいんだろうか。