naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

場所前の話題三つ

大関栃東が引退を表明した。
三代目若乃花にも似た、おっつけを中心としたうまみのある相撲は、私個人としては非常に好みだった。
ただ、若乃花に比べると、「華」がなかったと思う。
序の口から幕内まで全段で優勝という稀有な実績を持つ力士だが、とうとう横綱には手が届かなかった。
怪我が多かったことがその原因だ。
武双山もそうだったが、怪我はやっぱりこわい。
それから、その「華」のなさも、案外一つの要因だったかもしれない。説明が難しいが、そう思っている。
引退の理由が理由だけに、非常に残念に思う。
3月場所の休場に際して、その事情を知らずに批判的なコメントを書いたことについては、申し訳なく思っている。

新三役の豊ノ島が、先月末、朝青龍と稽古をしていて怪我をしてしまったという。
けさのスポニチでは、休場濃厚とされていた。
残念だ。せっかくの晴れの場所、さぞ悔しいことだろう。
稽古場での経過についてはよくわからないが、時津風親方横綱に対して批判的なコメントをしているところからして、度を過ぎた稽古だった面もあるらしい。
愛弟子が場所前に出稽古にきた横綱に壊されたとすれば、いくら相手が横綱であっても文句を言いたくもなるだろう。
真相のほどはわからないが、そのへんの詮索は別にして、残念なことは確かだ。
途中出場の可能性もあるようだが、どうか。

フランスで、サルコジ大統領が誕生した。
これまでのシラク大統領が、親日家かつ好角家だったのに対して、サルコジ次期大統領は、相撲が嫌いらしくて、早くも今度の5月場所から、「フランス共和国大統領杯」が授与されなくなるのだそうだ。
大統領交代が、こんなところに影響するとは。
協会も、一度、サルコジ大統領を国技館に招いて観戦してもらったらどうだろう。
見方が変わるかもしれないし。
そんなことはないか。