naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

パスワード、パスワード、パスワード

昔は、パスワードというと、せいぜい銀行のキャッシュカードで金をおろす時くらいしか使わなかったものだが、今は、本当にありとあらゆるところにパスワードがからんでくる。

今回のパソコン入れ替えに際しても、私は新たに2つ、パソコン自体のユーザー登録、新規に購入した一太郎のユーザー登録において、パスワードを設定させられた。

これまでも、電子メールの送受信設定におけるパスワード、Yahooのログインパスワード、mixiのログインパスワードを使ってきている。

このへんは、できるだけ共通のパスワードを用いるようにしているので、プライベートの領域では、まだいい。

ところが、会社の業務においては、はるかに煩雑な状況に置かれている。

会社の中のことを、あまり詳細には書けないが、毎日使うパソコンへのログイン、社内のイントラネットへのアクセスを始めとして、パスワードを要する業務上の場面が、今数えてみたら、7つか8つある。

しかもだ、これらの内、半数はセキュリティ確保のため、半年に一度変更しないといけないのだ。
更に、その際、「過去5回以内に使用したものは不可」という条件がつく。
半年に一度と言ったって、その変更時期が同時にやってくるわけではないので、ずれが生じる。
こうなると、個々に変更履歴を記録しておいて、今、どれのパスワードがどれなのか、参照できるようにしておかないと、到底覚えきれるものではない。

それにしても、「過去5回以内」はまだいいが、「過去50回以内に使用したものは不可」というのが一つある。
半年ごとに変更して50回っていったら、25年かかる(笑)。
まあ、そこまで厳しくしなくてもと思うのだが。

いずれにしても、公私あわせて十数種類のパスワードがないと、支障が出るという状況だ。
覚えきれない。覚えきれないよ、これは。

システムに人間が使われてしまっている。
技術の進歩で便利になった分、色々なリスクも増えてきているので、仕方がないのだろうが・・・。

情報セキュリティの本やらでは、「パスワードは覚えましょう」とされている。
紙に書いたりしてはいけない、まして人目につくところに貼っておいたりしてはいけない、と。

しかし、無理だぜ、これは。

ということで、やむなく、パスワードの一覧を、Wordのファイルにした。
このファイル、プリントはしないことにはしたのだが、万一誰かにアクセスされては困るものだから、保存にあたって読み取りパスワードを設定した(爆)。

このパスワード、忘れたらどうするんだよお!

ああ、パスワード地獄。パスワードスパイラル。
考え出したら夜も眠れないぞ、これじゃ。