naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

7月場所5日目

今日のNHKの放送は、正面解説が舞の海、向正面が元智乃花の玉垣親方、実況は吉田アナ。
その吉田アナだが、話の中で「舞の海が」とか「智乃花は」と何度も言っていた。
両者の現役時代の四股名という意味で使っているのはわかるのだが、本人を前にしての呼び捨てをあまりに連発するものでどうにも気になった。現役ではないので「舞の海関」「智乃花関」というのもおかしいのかもしれないが、やはり呼び捨ては聞き苦しい。せめて「舞の海さん」「智乃花さん」くらいにすべきではないか。
この他、吉田アナは、最近時に気になるのだが、ちょっとふざけたような、あるいは相手の話をばかにしたような感じの言い方が出る。まあ、これは私の好みの次元かもしれないが。

豊響は、立ち合いに垣添に浅く二本入れられたが、これをふりほどいて突き放して逆襲。
相手をよく見てとったのがよかった。新入幕上々の4勝1敗。

嘉風は、海鵬に中に入られるのを嫌って、徹底して離れて突く相撲。
しかし今日の海鵬はまわしにこだわらず、突きで応戦して、逆に突き出した。いい相撲だった。

かまりたくない玉春日と、組みたい北桜は、いい攻防になったが、最後、玉春日がうまく相手に横を向かせた。

龍皇は、立ち合い突いて春日王を一気に押し込んだが攻めきれず、春日王は右下手をとって反撃。みごたえのある攻防となった。
龍皇はもろ差し。春日王は両まわしがとれない外四つだが、それでも組めば春日王に分。
最後は右から得意の小手投げで転がした。

栃乃洋稀勢の里は、立ち合い栃乃洋がもろ差し。
しかし、稀勢の里も右上手はしっかりとっていたので、すぐ左をまきかえて左四つ、右上手を引きつけて西に寄った。
左下手はまわしをとらぬまま寄ったのはいつも通り。ここが気になる。

楽しみな豊馬将鶴竜の一番は、立ち合い左四つから、鶴竜が一旦攻め込んだものの、豊馬将はこれを残し、左下手右おっつけで白房下へ一気に走った。
現時点では、地力にまだ差があることを感じさせる相撲だったが、豊馬将としては、格下の相手に攻め込まれる場面を作ることなく、勝負をつけたいところだ。そこにやや物足りなさを感じた。

栃煌山玉乃島は、玉乃島が仕切りの最中、ずいぶん気合いの入った顔をしていたが、相撲は一方的。
立ち合い左右からはさみつけるようにして左四つ、赤房下へいっぺんに寄った。
栃煌山は、両まわしとも手がかからず、残すことができなかった。
まだ地力に差があるとも言えるが、栃煌山という人は、攻めに強いが、受けにまわるとやや弱さがある。豊馬将と逆だ。

雅山普天王は、過去雅山の5戦5勝。
立ち上がって、雅山は激しく突っ張ったが、むしろ突きながら下がった。途中引く場面があり、ずいぶん体勢を悪くしたが、最後ははたいて決めた。
普天王は、終始攻め込みながら、今回も勝てなかった。よほどあいくちが悪いのだろう。

琴奨菊高見盛は、けんか四つの対戦。
どちらが組み勝つか、という相撲だったが、琴奨菊は鋭い立ち合いから二本差して、休まず一気に寄った。
土俵際では、突き放し気味に決めた。琴奨菊は非常に気合いの入った相撲だった。

出島は、右を差して西土俵に走ったが、安美錦は土俵際左上手から逆転の投げ。物言いはつかなかったが妥当なところ。
出島は惜しい相撲を落とした。もう少し相手を抱き込むようにして出ていればよかったのだろうが。

琴光喜時天空は、過去琴光喜の3勝4敗と、決してとりやすくない相手。
しかし、今日は立ち合いすぐに右をのぞかせ、すぐ左から突き落とすようにして相手の後ろにまわった。
いち早く得意の右が入ったのがまずよかった。また、スピードもあり、流れもいい相撲だったと思う。
これで無難に序盤5日間を無傷で終わった。大関昇進に向けてとりあえず順調だが、この人は後半崩れることが多いだけに、まだ安心はできない。

魁皇安馬の一番は、立ち合い飛び込んだのは安馬
魁皇は立ち遅れた形で受けて立ったが、そこからはさみつけるようにして、一気に西土俵に走った。
魁皇にしては珍しい出足相撲。
昨日の相撲はよくなかったが、今日は豪快な相撲で幕内通算701勝。貴乃花に並んだ。同期の横綱を明日にも抜こうかというこの数字は立派なものだ。
安馬は、立ち合いあまりに踏み込めたので、相手が待ったするのではないかと思ったそうだが、これは反省してもらわないといけない。

琴欧洲は、豊ノ島戦。嫌な相手のはずだったが、非常にいい相撲だった。
立ち合い接触した瞬間に右上手に手がかかったのがよかった。豊ノ島も出ながら左外掛けで崩そうとしたが、琴欧洲はかまわず右からの上手投げで決めた。
今場所の琴欧洲は、初日を除けば内容がいい。立ち合いにうまく相手をつかまえることができている。
右でも左でもこだわらずに、まわしをつかんで抱き込んでしまう豪快な相撲がとれれば、この人のよさが出る。何とか1敗を守っていってほしいものだ。

千代大海は、若の里を突いて出て、土俵際は左四つに組んで密着して寄り切った。
四つになると力が出る若の里相手に、突きに徹することなく勝負をつけたのは、過去22勝5敗の余裕か。
一方の若の里にねばりがなかった。

白鵬は今日もまったく問題なし。朝赤龍が、立ち合い足をとりにいきたかったそうで、しゃがむような低い立ち合いをみせたが、白鵬はよく見て突き、朝赤龍に何もさせずに突き出した。
今日の白鵬は、徹底して突くと決めていたような相撲だった。
もう長く横綱を務めているように見える落ち着きだ。

朝青龍豪風相手に、まずまずといった相撲。
立ち合い右から張って左を差し、まずは朝青龍ペースの相撲ではあった。組まれては、豪風としてはここから何かできる要素はない。
朝青龍は右から小手に振って崩し、反対方向に体を開いて突き落とした。
しかし、やはり相撲内容としては大いに気になる。
相撲が雑で強引な印象がある。動きに切れがない。気力の充実も感じられない。
今日の相撲にしても、地力に相当の差がありながら、強いと感じさせるものがないと思う。
白鵬に比べると内容的には大きく見劣る。星一つの差以上の開きを感じる。
中盤以降、朝青龍の前途が懸念される。