naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

11月場所3日目の土俵から

客入りは相変わらず惨憺たるものだが、それにも増して、テレビで見る限り、場内がおそろしく静かだ。
魁皇が土俵に上がった時を別にすると、結びの一番でさえ、仕切りの間は、場内が静まりかえっている、という感じがする。

今日の幕内の取組の中では、豊ノ島鶴竜の対戦が一番!
攻防のあるいい相撲だった。
ところで、途中の頭四つを、正面の三瓶アナは「ずよっつ」と言っていた。
これに対して、正面解説の北の富士さんが、「「ずよつ」って言うの? 「あたまよつ」じゃないの?」と突っ込んでいた。
私も、以前から、NHKのアナウンサーが「ずよつ」と言うのに違和感を感じていたので、思わず膝をたたいた。
三瓶アナからは明確な返しがなく、うやむやに終わったが。

稀勢の里が、過去9戦全敗の千代大海に今場所も勝てなかった。
物言いのつく微妙な相撲だったが、土俵際の上手投げで体を入れかえるに至らず、左足が土俵を割ったか返ったか、軍配通りとなった。
横綱大関で3戦全勝は、この日決して内容はよくなかった千代大海だけ。何ともさみしい状況だ。

魁皇が、初日の相撲で引退するのかと思ったら、昨日は別人のような相撲。今日も何とかがんばった。
上手をとりながらすぐ勝負に出られないあたりは、力の衰えが隠せないが、ともかくがんばってはいる。
ただ、これでカド番を脱出したとしても、どうなのかな、という気はする。

豊馬将、初日から3連敗。今場所はまったくだめだ。

白鵬は無難な相撲。上位がぱっとしない状況なので、せめて横綱が締めていってほしいものだ。