11月場所４日目の土俵から

返り入幕の把瑠都が初日から４連勝だが、立ち合いからの体勢はよくなく、強引なまきかえでのもろざしで有利な形になった。
把瑠都も相変わらずこういう相撲をとっていると、またケガするな。
今日の相手の若ノ鵬も、昨日は飛び上がるような立ち合いをした。
やはり、外国人力士には、入門時からもっと相撲の基本を教えないといけないのでは。
とはいえ、星が上がるから、おぼえて身につける前に、出世してしまう面もあるのだろうが。

今日、持ち味を生かしたいい相撲をとったのは、豊響、栃煌山、豪栄道、豊ノ島。
いずれもよかったが、特に豊響が初日を出した相撲はこの人らしい内容。よかったよかった。

安馬、惜しかった！
千代大海は、連日きわどい相撲で勝ちを拾って、三役唯一の４戦全勝。
安馬の攻めもすばらしかったが、千代大海の小手投げの思い切りのよさが、紙一重勝敗を分けた。

琴光喜の相撲内容があまりにも悪い。
右を差せているのに、全然自分の相撲がとれていないのが深刻。