naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~市民演奏会GP終了

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  (写真上)譜面灯用にステージ上を這う配線コード
  (写真中)本番仕様のアンヴィル。二人で2つずつたたく。
  (写真下)初めて持ち込まれたドラ



8日(土)、明日に本番を控えての市民演奏会のGP。
  ※GP=ゲネラル・プローベ(総練習)。私のオケでは、本番前日のリハーサルのことを言います。

舞台設営、チラシはさみ

舞台設営開始は10時。
9:30のおさんぽバスで、文化会館へ。

各パートから集まった設営部隊は、合唱団の方々と一緒に、文化会館スタッフの指示に従って作業開始。

まず合唱団用の台組み。
その後、オケ用の椅子並べ。
譜面台をセットし、譜面灯を取り付ける。
団員が持ち寄った延長コードを使って、譜面灯の配線。

舞台が整ったところで、今度はロビーで、プログラムにチラシのはさみこみをみんなで行う。
我々のオケの今後の活動を記したチラシ、団員のT氏の所属オケである高田馬場管絃楽団のチラシ、この文化会館での東儀秀樹の公演のチラシ、同じく森山良子の公演のチラシなど。

ひと通り終わって、やれやれご苦労さん、と言っているところへ、事務室の方が、「今、こんな荷物が宅配便で届きましたけど」と持ってきた。
何だろう、と開けてみると、今回、ソプラノのソリストをお願いしている大岩先生の、日本フィルの「第九」のチラシがごっそり入っている(笑)。
一同へなへなとなりながら、再度、みんなでこのチラシをはさみ足す。

チラシ終了後、明日、花束台使うテーブルを出して並べる作業。

やっと一連の作業も終わり、みんなで近くのファミリーマートに昼食の買い出し。

「工作タイム」

昼食をあわただしく食べた後、今度は「工作タイム」。これについては、別記事で。

マノン・レスコー」のソロ練

そうこうする内、練習開始の14:30も近づいてきた。

練習前にもう一つ。
マノン・レスコー」のソロ練だ。
この間奏曲の冒頭部分に、コンミスヴィオラトップ、チェロトップのソロがからむ部分がある。
合奏では何度も合わせてきたが、指揮のY先生が、「ソロだけで合わせる時間を作って練習するのもいいね」と言われていたので、本番前日になってではあるが、やってみた。
ホール2階の空きスペースをさがして、コンミスのYkさん、チェロトップのSさんと3人で、何度か合わせながら打合せ。

初めてソリストを迎えての合わせ

日 時 : 07年12月8日(土) 14:30~17:15
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : ソロ、合唱合わせ
曲 目 : 運命の力(アリア)、トスカ、アイーダ、トラヴィアータ(乾杯の歌)、
      カヴァレリア(馬は蹄で、天上の女王よ)、運命の力(フィナーレ)、
      オテロ蝶々夫人、トスカ
弦人数 : 15・12・10・9・7
弓の毛 : 1本(アイーダでいきなり)

14:30、練習開始。

初めて本番のソリストと合わせる。

運命の力」のレオノーラのアリアから。ソプラノの大岩千穂先生。
指揮者の脇に立つ大岩先生からは、すごい威厳とオーラが放たれている。
緊張した。いつものように弾けない。

「トスカ」をソロ抜きで合唱と。

そして、「アイーダ」は、16人編成のバンダ、地元の小中学生30人余りのトランペット隊を含む、フル編成で。
やっぱりこれは聞き物だ。
弾いていて、特に子供たちがずらっとステージ前面に並んでのトランペット隊に、うるうるっとくる。
以前の市民ミュージカルなんかでもそうだったが、私は、子供が団体で一所懸命歌ったり演奏したり踊ったりするのを見ると、弱いのだ。いじらしくてねえ。

「乾杯の歌」も、ソロ付きで。大岩先生とテノールの藤田卓也先生。
この有名な曲を、すばらしいソロと一緒に演奏していると、何とも幸せな気持ちになる!

そして、「カヴァレリア」。オルガンも初めてゲスト・プレーヤーが来られた。

運命の力」のフィナーレ。バリトンの豊島雄一先生。

休憩後、「オテロ」。
この曲が、やはり追加になったため、練習の蓄積が一番少ない。ちょっとまだ不安なところがある。

蝶々夫人」。藤田先生と大岩先生の二重唱は、演奏していて本当に感激した。
どのソリストも、どの曲も、とにかく全部、目がさめるような声の輝きだ。
プロの歌手ってすごいなあ。そんな人たちと一緒に演奏できる幸せ。

ピンカートンと蝶々さんの二重唱が終わり、後奏を弾きながらふと顔をあげたら、二人がキスしてた。
って言っても、ほんとに唇を合わせていたわけじゃないけど、びっくりしてしまった。
思わず演奏が乱れた(笑)。
余計なところを、見てちゃいけないね。

ソロがらみの曲の練習が終わり、30分休憩。

あ、それから、出がけに見た、先日の合唱合わせの映像の反省から、できるだけ上体を動かさずに弾くように、今日は終始心がけ、何とかそれはできたと思う。

通し練習

日 時 : 07年12月8日(土) 17:45~20:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 通し練習
曲 目 : アンコール含め全曲、曲順
弦人数 : 15・13・10・10・8
弓の毛 : 無事

休憩後は、全部の曲を曲順に、照明やMC等も本番仕様での通し練習。
明日午前は、部分的なチェック練習とのことなので、全部の曲を次に弾くのは本番だ。

合唱、オケの舞台入場から始める。
そして、舞台が暗転し、譜面灯が点いて、「カヴァレリア」が始まる。

以後、曲順の進行。

照明が思い通りにいかなかったり、点灯しない譜面灯があったりして、その都度修正。
このへんもGPならではだ。

今回のソリスト合わせ、最初やはり緊張したが、次第に慣れた。
ソリストをよく見ながら合わせられたところ、その反対に、ついていけずに失敗したところ、色々だった。通し練習の中での、レオノーラのアリアはだめだった・・・。でも、明日はその分うまくいくだろう。

自分自身の演奏も、うまくいったところ、明日に課題を残したところ、色々だった。
マノン・レスコー」のソロ。やっぱりちょっと緊張して、音のひっかかりが多かった。
これも、明日はその分うまくいくだろう。・・・と思いたい(笑)。

Y先生も、色々返したいところはあるのだろうが、時間がそれを許さなかったと思う。

今日の通し練習の中で先生からオケが言われたこと。

「いいんだけど、時々一人一人が狭くなる。自分の楽譜だけでなく、ソリストの歌や合唱をうかがうこともしながら、もっと、このステージ上の空間全体から、色々な「宝物」を拾いながら楽しんで」
「ちぢこまらないで、上を向いて演奏しよう」
「1小節、1小節を確実に弾くことより、もっと歌の言葉に合った、大きいフレーズで演奏しよう。明日はもう一つスケールの大きい演奏をしましょう」

さあ、泣いても笑っても、後は本番だけ。

毎回思っていてなかなかできないことだけど、今回も。

  冷静に。
  がんばって。
  楽しんで。

※練習往復の音楽
   マーラー 交響曲第3番 アバドウィーン・フィル