naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「ちりとてちん」と「のだめ」

ちりとてちんが面白い。
最初からちゃんと観ていた訳ではないのだが、土曜日午前のBSのまとめ放送を観るともなく観ている内に、ひきこまれてしまった。

つい先日、前半のハイライト、「ベスト盤ちりとてちん」が放送されたので、これを観て、欠落部分を補った。

シリアスでほろっとさせる部分と、笑わせてくれるボケの部分の調合の加減が、とにかくいい。
草々の破門から復帰のくだり、一門会での若狭の「ちりとてちん」などには泣いた、泣いた。
今週放送の、「突然結婚式」も、笑ったし、しんみりともした。

結局、テンポがいいんだな、テンポ。
さすが関西制作。

ドラマ全体にほのぼのとした味わいを与えているのが、上沼恵美子のナレーションだ。
ヒロインである喜代美の視点からのナレーションを、敢えて貫地谷しほり本人にさせず、上沼恵美子にさせているのが大当たりだと思う。

貫地谷しほりは、とても芝居が巧いという感じはしないが、ボケキャラの部分がすごくいい。
てっきり関西人なのかと思ったら、東京出身なんだそうだ。

他のキャストも、失礼ながら極度の大物はいないものの、みんないい。
私は、和久井映見演じる喜代美の母、糸子が特にお気に入り。いいねえ、あのキャラ。

それから、昨日、新春特番のだめカンタービレinヨーロッパ」の1回目を観た。

月9での放送が終わって1年。
久しぶりにテレビでの、のだめワールドが観られて嬉しかった。

やっぱり、上野樹里ののだめは、はまり役という他はない。
漫画のドラマ化で、これほど原作のキャラクターとギャップがない役者さんは初めてだ。

それから、今回も改めて思ったが、玉木宏の指揮ぶり。
もちろん、本物の指揮者の動作に比べると、違うところはたくさんあるのだが、それでも、役者さんがよくここまでそれらしく演技できるものだと思う。
おそらく、振る曲を相当勉強したのだろうし、実技もかなり指導を受けたのだろうと思う。
仕事とはいえ、えらいなあと思う。
(指揮者としての演技は、片平役の石井正則が、玉木よりもさらに板についていた。芸人さんの吸収力というのもすごいものだ)

今回初登場の、ターニャ役のベッキー(私、ベッキー大好きです)がよかったなあ。ロシア人って感じはあんまりしないけど。

ヨーロッパ編、今日は後半。楽しみだ。
山田優も出るらしいし(嬉)。