naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

大関の成績を検討

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平成14年1月場所、栃東が新大関優勝した場所から、大関の成績を記録している。

改めて、ここ6年あまりの大関の成績をふりかえってみた。

この間引退した武双山栃東横綱に昇進した朝青龍白鵬は除き、現役の魁皇千代大海琴欧洲琴光喜について見てみる。
平成20年は3月場所現在。

[年間の在位場所中、皆勤した場所がどれだけあったか]

        魁皇       千代大海      琴欧洲     琴光喜
平成14年 6場所中4場所 6場所中5場所 
平成15年 6場所中5場所 6場所中5場所
平成16年 6場所中6場所 6場所中6場所
平成17年 6場所中3場所 6場所中5場所
平成18年 6場所中4場所 6場所中5場所 6場所中6場所
平成19年 6場所中4場所 6場所中6場所 6場所中5場所 2場所中2場所
平成20年 2場所中2場所 2場所中1場所 2場所中1場所 2場所中2場所

[年間の在位場所中、2ケタ勝った場所がどれだけあったか]

        魁皇       千代大海      琴欧洲     琴光喜
平成14年 4場所中3場所 5場所中4場所 
平成15年 5場所中4場所 5場所中5場所
平成16年 6場所中6場所 6場所中3場所
平成17年 3場所中3場所 5場所中3場所
平成18年 4場所中1場所 5場所中2場所 6場所中3場所
平成19年 4場所中1場所 6場所中3場所 5場所中0場所 2場所中2場所
平成20年 2場所中0場所 1場所中0場所 1場所中0場所 2場所中0場所

以上、太字は「比率100%」である。大関としての及第点レベルというところか。

次に、

[年間の在位場所中、11番勝った場所がどれだけあったか]

を見てみる。大関昇進の目安が3場所で33勝と言われるからだ。

        魁皇       千代大海      琴欧洲     琴光喜
平成14年 4場所中3場所 5場所中3場所 
平成15年 5場所中2場所 5場所中3場所
平成16年 6場所中4場所 6場所中1場所
平成17年 3場所中0場所 5場所中1場所
平成18年 4場所中0場所 5場所中0場所 6場所中0場所
平成19年 4場所中0場所 6場所中1場所 5場所中0場所 2場所中0場所
平成20年 2場所中0場所 1場所中0場所 1場所中0場所 2場所中0場所

こうして見ると、「10勝」と「11勝」は、わずか1勝の差ではあるが、大きな隔たりがあることがわかる。

現役の4大関は、今、関脇の地位にいたら、大関に昇進できない。
割合最近大関に昇進した、琴欧洲琴光喜でさえも、11勝以上を1回も記録していない。
大関に昇進する前が、彼らのピークだった、と数字の上では言わざるを得ない。

11勝を、一応大関らしい成績とした場合、それなりの成績をあげたと言えるのは、平成16年までの魁皇、平成15年までの千代大海のみ。

特に、平成17年以降は、目を覆うばかりの状況と言うべきだろうか。

[年間の在位場所中の優勝回数]

        魁皇     千代大海    琴欧洲    琴光喜
平成14年 4場所中0回 5場所中1回 
平成15年 5場所中1回 5場所中1回
平成16年 6場所中1回 6場所中0回
平成17年 3場所中0回 5場所中0回
平成18年 4場所中0回 5場所中0回 6場所中0回
平成19年 4場所中0回 6場所中0回 5場所中0回 2場所中0回
平成20年 2場所中0回 1場所中0回 1場所中0回 2場所中0回

この間、白鵬だけが、在位7場所中、皆勤6場所、10勝以上5場所、11勝以上4場所、優勝3場所で横綱に昇進している。
やはり、横綱に上がる大関は違う、という感じだ。

横綱の場合、不成績が続くと横綱審議委員会が物申すことがある。

大関だと、2場所連続負け越すかどうかだけが、その地位にとどまるかどうかの唯一の基準だ。

4年も5年も優勝できず、たまにしか2ケタ、11勝できず、年に1回や2回はカド番を迎える。
それでも、そのカド番場所で8勝すれば、大関にい続けることはできる。

うーん、という感じなのだが・・・。