naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

東 直己「札幌深夜プラス1」

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東直己のエッセイ集「札幌深夜プラス1」(光文社文庫)を読み終わった。

「ススキノエッセイ」と題したシリーズで、これまでに

   「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」

   「さらば愛しき女と男よ」

の2冊を読み、その都度、記事で絶賛の意を表してきた。

続刊としてのこの3冊目は、奥付を見ると、06年の10月に出ていたのだが、何とうかつなことか、知らずにいた。
今年2月に、浜松町のブックストア談で偶然見つけ、驚喜して買い求めたのだった。

同じ酒飲みとして共感できる部分が多いし、また、ススキノという場所が舞台になっているのがいい。
これは単に個人的な土地の好みではあるが、これが銀座だとか、中州とか国分町とかでは、私はここまでのめりこまなかったかもしれない。
やはり、ススキノだからだ。
あー、札幌、久しぶりに行きたいな。あ、8月には小田(和正)さんのツアーで行くんだった。

この一連のエッセイは、北海道新聞に連載されたものだそうで、1編は3ページ弱。

今回も、いっぺんに読んでしまうともったいないので、いつものようにトイレに置き、週末の休みに、トイレの中でだけ読む、という方針で、ちびちびと読んできた。

しかし今日、とうとう読み終わってしまった。

4連休の最終日、明日からは会社か、とそれでなくても少なからずさみしいタイミングに、この本も読み終えてしまった・・・。

しかも、この「ススキノ・エッセイ」は、既に新聞紙上での連載は終了し、今回の3冊目をもって三部作完結、ということなのだそうだ。

重ねてさみしいことだ。

何かの形で続きのエッセイが執筆刊行されるまでは、手元の3冊を大事に読み返して待ちたい。

  ※関連の過去記事
     東 直己「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/21825106.html
     東直己「さらば愛しき女と男よ」を読み終えてしまった
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/32253878.html