栃ノ心は、きゅうくつなもろ差しの格好だったが、出てくる普天王をうっちゃるように体を入れかえた。懐の深さが生きた。中盤の崩れから持ち直し、7勝7敗まで戻した。
栃ノ心という人は、いかにもロシア人という顔をしている。我が家では、寒さ厳しい北の海で働く漁師みたいだと評している。ついでに、同じロシアの若ノ鵬は、対照的にアメリカ人のイメージ、ホワイトハウスの職員にいそうなタイプ。
栃ノ心という人は、いかにもロシア人という顔をしている。我が家では、寒さ厳しい北の海で働く漁師みたいだと評している。ついでに、同じロシアの若ノ鵬は、対照的にアメリカ人のイメージ、ホワイトハウスの職員にいそうなタイプ。
豊馬将は立ち合い失敗。立ち遅れて北勝力に一方的に押された。しかし土俵際は微妙。取り直しでいい相撲と思ったが、物言いもつかず。昨日、物言いがつくほどとは思わなかった豊馬将=豊ノ島戦が長い協議になったことを思うと、少なくとも物言いはあっていい一番。
今場所期待はずれの栃煌山と把瑠都の対戦は、つまらん相撲に終わった。形を作れずにはたくしかなかった把瑠都も把瑠都なら、それを食う栃煌山も栃煌山だ。
この二人にこんな相撲を見せられなければならないこっちの身にもなってもらいたい。
この二人にこんな相撲を見せられなければならないこっちの身にもなってもらいたい。
そして、いよいよ琴欧洲=安馬戦。
昨日の敗戦の影響が懸念された琴欧洲だが、花道からの入場、土俵に上がってからの表情は、昨日と違って自信なさげなところはなく、安馬に負けない闘志を見せていた。
立ち上がってからの相撲は、おそらく今場所一番。
安馬の当たり、スピードを上回る動き。体勢も低かった。接触するや下からすくうようにして電光石火のもろ差し。
決して動きが悪かったわけではない安馬に何もさせなかった。おそらく安馬の予想していた以上の動きだったと思う。
目のさめるような相撲。
これで優勝決定。
遅かれ早かれ優勝は決まると思われた今場所の展開だが、自分が勝って優勝を決めたところに値打ちがある。
客席には故郷ブルガリアから、オシム前監督に似たところのある父親が座って観戦。
父の見守る中で優勝を決めたことは、父にとっても息子にとっても一生忘れられないだろう。
あ、そう言えば、明日の成田での演奏会本番、木更津から母が来聴する。母の見守るステージ・・・。
あやかりたいぞ。
昨日の敗戦の影響が懸念された琴欧洲だが、花道からの入場、土俵に上がってからの表情は、昨日と違って自信なさげなところはなく、安馬に負けない闘志を見せていた。
立ち上がってからの相撲は、おそらく今場所一番。
安馬の当たり、スピードを上回る動き。体勢も低かった。接触するや下からすくうようにして電光石火のもろ差し。
決して動きが悪かったわけではない安馬に何もさせなかった。おそらく安馬の予想していた以上の動きだったと思う。
目のさめるような相撲。
これで優勝決定。
遅かれ早かれ優勝は決まると思われた今場所の展開だが、自分が勝って優勝を決めたところに値打ちがある。
客席には故郷ブルガリアから、オシム前監督に似たところのある父親が座って観戦。
父の見守る中で優勝を決めたことは、父にとっても息子にとっても一生忘れられないだろう。
あ、そう言えば、明日の成田での演奏会本番、木更津から母が来聴する。母の見守るステージ・・・。
あやかりたいぞ。
以下3番はまったく消化試合になってしまった。横綱二人の取組が優勝決定後とは、何とも言い難いものがある。
朝青龍が意地を見せた。お得意さんの琴光喜相手ということもあるが、腰のテーピングを今日はやめて、立ち合い思いきって当たって右四つ、しかも先に左上手をとり、難なく投げた。
この相撲は、琴光喜がだらしない。今場所の朝青龍になら何とか勝てたはずだ。右四つになったのだから、先に上手をとって、連敗を重ねた横綱に対して、何が何でもここで連勝をきざむべきだ。
今日の朝青龍は動きがよかった。
この相撲は、琴光喜がだらしない。今場所の朝青龍になら何とか勝てたはずだ。右四つになったのだから、先に上手をとって、連敗を重ねた横綱に対して、何が何でもここで連勝をきざむべきだ。
今日の朝青龍は動きがよかった。
横綱が二人いて、下位力士に優勝をさらわれたのは残念。優勝したのが大関だったのがまだ救いと言えば救いだが、ここにきて、ちゃんと相撲がとれるか心配されるのでは情けない。
横綱たるもの、ケガをしたとしてもしたなりに何とか相撲はとらないといけない。
横綱たるもの、ケガをしたとしてもしたなりに何とか相撲はとらないといけない。
予想外の展開、かつここにきて尻すぼみ気味だった優勝争いも、トップを行く琴欧洲がいい相撲で自ら優勝を勝ち取ったことで、今日のところはまずよかったと思う。
そして先場所のふがいない休場。
しかし、今場所の琴欧洲は、本当に変わった。
師匠と二人三脚で、下半身の構えを作り直したそうだ。四股も相当踏んだと聞く。
やっぱり、稽古(練習)が自信につながったのだと思う。当たり前のようだが、すばらしいことだ。たぶんなかなかできないことなのだろうと思う。
しかし、今場所の琴欧洲は、本当に変わった。
師匠と二人三脚で、下半身の構えを作り直したそうだ。四股も相当踏んだと聞く。
やっぱり、稽古(練習)が自信につながったのだと思う。当たり前のようだが、すばらしいことだ。たぶんなかなかできないことなのだろうと思う。
結局は練習。練習からくる自信。日頃のオケ活動にあてはめて、考えさせられるところがある。
さしあたり明日の成田での本番。果たして私は練習の成果を出せるだろうか。
さしあたり明日の成田での本番。果たして私は練習の成果を出せるだろうか。