naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

割り切らねばならぬ感覚?

ビジネスマナーとして、相手からもらった名刺を粗末に扱わないこと、というのは、よく言われることだ。

応接室で交換した名刺をテーブルに置いて、その上に書類を置くとか、もらった名刺を、手でもてあそんではいけない、というのは常識とされる。

名刺は、その人の分身みたいなもので、名前を書いた単なるカードではないのだ、と。

渡した名刺を相手に粗末に扱われる経験は、私も何度かある。
人によって感じる度合いは違うだろうが、私は結構イヤだ。
自分の頭や顔を、その手でいじくられているような気がしてしまう。

で、以前から思っていることなのだが・・・。

例えば政治家。

あるいは芸能人。

こういう人たちって、自分の顔写真が、ほんとにあちこちに出ているよね。

ポスターだったり、雑誌の表紙だったり、グラビアだったり。

そうしたものが、例えば、貼られたポスターが、雨の日に濡れたり、あるいは破られたり、表紙を飾った雑誌が、駅のゴミ箱に放り込まれたり、あるいはちぎれて路上に落ちて人に踏まれたり、そんなことはしょっちゅうある。

それをイヤだと思うようなら、政治家や芸能人は務まらないんだろうね。

自分だったらどうか、と考えた時に、やはり耐えられないような気がする。

自分の写真が、見知らぬ人の手で、どこか見知らぬ土地の駅で、ゴミ箱に捨てられる・・・。
やっぱり抵抗あるなあ。

いや、それどころか、どこか見知らぬ土地の駅の汚いトイレの床に捨てられ、別の誰かに踏まれることだってあるわけだ。
イヤだなあ。

でも、写真を撮られる人は、それは割り切ってるんだよね、たぶん。平気なんだろうね、きっと。

きれいな水着を着てほほえんでいる、山本梓も、南明奈も、ほしのあきも・・・。

それが仕事なんだろうけど、感覚的には理解できないところがある。