naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午前、午後、夜。丸一日楽器。<3>

夜はコンチェルト初めてのソリスト合わせ
弦が切れた!

日 時 : 08年10月5日(日) 18:30~20:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生、本番ソリストK先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 協奏曲(1~3楽章)
弦人数 : 10・10・6・11・3
弓の毛 : 無事  ※弓の毛交換を終えて使い始めた初日、とりあえずは無事でした。

夜は文化会館大ホールで、チェロコンチェルトの、本番ソリストとの初めての合わせ。

ソロ合わせということで、日曜の夜にもかかわらず、ヴィオラはエキストラの方が2名参加して下さった。

今回のソリストは、日頃、低弦のトレーナーとしてお世話になっている、N響のK先生である。

いつも、「N響アワー」などでは、お顔を拝見しているが、個人的には、直接お会いするのはたぶん初めてだと思う。まあ、その今回も、別に会話を交わしたわけではないが。
何か、すごく物静かな方、という印象だ。

とりあえず、1楽章から3楽章まで、通して合わせた。
今回は、K先生はオケ側を向いて演奏された。

ここで事件。

3楽章の途中、6番のトゥッティになったところで、突然、「ビチッ」と音が。

え、何?

と思って間もなく、弦が切れたらしいことに気がついた。

D線が切れている。無茶な力のかけ方をしたつもりはないんだけどなあ。

弾いている最中に弦が切れるというのは、ずいぶん久しぶりだ。本番でなくてよかった・・・。

少々動揺しつつも、合奏は続行中なので、とりあえず弾き続けることにした。
D線なしでどこまでやれるか(笑)。
つまり、G線のハイポジションで補えるかということだが、途中、ちょっと苦しいところもあったものの、何とか適当に最後まで弾いた。面白かった。

3楽章が終わったところで、ステージから客席に下りて、張り替える。

その間に、返しが始まっていた。

2楽章、3楽章を返した。
返しでは、ソリストから、テンポを始めとして、色々と希望が出され、それにそって演奏した。

ヴィオラにもいくつか指摘があったが、一番言われたのは、2楽章の終わり近く、8番にある、4小節間のピツィカート。
なかなかソリストの満足する音色を出せず、最後は「まあ、色々研究してみて下さい」という話になった。

本番ソリストとの初顔合わせはあっという間に終わった。

今回、感じたことは、まずソリストの音量。オケ側を向いて演奏されたが、個人的な印象としては、それでも思っていたより小さい音に感じられた。
本番で、客席側を向かれたら、もっと聞こえないのだろう。
曲をよくおぼえて、頭の中で補わないといけないと思う。
それと、やはりオケの音が大きすぎるのかもしれない。今回の練習では、指揮者、ソリストから、オケの音量について特に指示はなかったが、今後はそういう指示も出てくるかな。

あと、思ったのだが、本番ソリストは、これまでのソロ抜き合奏、あるいはSさんのソロ付き合奏とは、テンポが相当違う部分がいくつかあった。
しかし、結構それにオケがついていけたと思う。
弦の張り替えで客席に戻った時に、副団長のNさんが、そのことについて、「昨年、今年とオペラをやったことで、オケの対応能力がついてきているのかしら」と感心されていた。

文化会館の裏に出ると、来た時には降っていなかった雨が。
朝は気持ちのいい秋晴れだったのだが、予報通り。

ちょうど最終のおさんぽバスが来たので、飛び乗った。

※練習往復の音楽
    シベリウス フィンランディアトゥオネラの白鳥、「カレリア」組曲、悲しきワルツ、
           アンダンテ・フェスティーヴォ
       ネーメ・ヤルヴィ=エーテボリ響
    スネークマン・ショー アンソロジー!!!
    ベートーヴェン 交響曲第1番、第2番
       レイボヴィッツ=ロイヤル・フィル
    竹内まりや Expressions