今、練習しているベト1。
弾いていて、ほんの一瞬なのだが、ものすごい快感をおぼえるところがある。
上の画像がそれ。
4楽章の第2主題の部分だ。
ファースト、セカンドがオクターブで第2主題を弾くのを、ヴィオラが8分音符のきざみで支える。
これ自体、ヴィオラ弾きとしては大変楽しい楽譜なのだが、ここで言いたいのは、60小節目。
ずっときざんできたDの音が、1回だけオクターブ上に跳躍する。
これがたまんないのよ、ほんと。
これ、たぶん、聞こえないだろうと思うけど、弾いている側とすると、「こうでなければいけない!」と痛切に感じる。すごい説得力を感じる。
8分音符一つが跳躍しただけなんだけど、「ベートーヴェンって天才だ!」とまで感じる。
ほんとですよ。まあ、これは弾いている者にしかわからないかもしれない。たぶんそうだと思う。
ひょっとして、ヴィオラのメンバーでそう思ってるの、私だけだったりして。