naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

8分音符わずか一つ跳躍の快感

イメージ 1

今、練習しているベト1。

弾いていて、ほんの一瞬なのだが、ものすごい快感をおぼえるところがある。

上の画像がそれ。

4楽章の第2主題の部分だ。

ファースト、セカンドがオクターブで第2主題を弾くのを、ヴィオラが8分音符のきざみで支える。

これ自体、ヴィオラ弾きとしては大変楽しい楽譜なのだが、ここで言いたいのは、60小節目。

ずっときざんできたDの音が、1回だけオクターブ上に跳躍する。

これがたまんないのよ、ほんと。

これ、たぶん、聞こえないだろうと思うけど、弾いている側とすると、「こうでなければいけない!」と痛切に感じる。すごい説得力を感じる。

8分音符一つが跳躍しただけなんだけど、「ベートーヴェンって天才だ!」とまで感じる。

ほんとですよ。まあ、これは弾いている者にしかわからないかもしれない。たぶんそうだと思う。

ひょっとして、ヴィオラのメンバーでそう思ってるの、私だけだったりして。

ベートーヴェンで同様の快感をおぼえた過去記事
    たった一つのCの音~「田園」第5楽章
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/26957162.html