naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~今次演奏会初の高弦分奏、ファーストヴァイオリンのこと

日 時 : 09年7月12日(日) 13:30~17:00
場 所 : 浦安市文化会館第1練習室
指 導 : 弦トレーナーY先生
内 容 : 高弦分奏(ヴァイオリン、ヴィオラ)
曲 目 : カルメンローエングリンメリー・ウィドウドン・カルロ、魔弾の射手、マクベス
弦人数 : 9・6・1
弓の毛 : 無事

しっかし、暑くなりましたねえ。
まだ梅雨明け宣言は出ていないが、今日はよく晴れて、夏まっさかりという感じの暑さ。

おさんぽバスで文化会館へ。

今日は、市民演奏会に向けては初めての高弦分奏。

昨晩、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)の練習に出ていたら、コンミスのYkさんからメール。
「Y先生が体調不良でお休みなので、明日は自主練」とのこと。

珍しいことと心配していたが、けさになって、弦インペクから、「先生、快復されて来られる」とのメール。

久しぶりに、Y先生のご指導での分奏が、予定通り実現した。

普段の分奏だと、スコアを先生にお渡ししてみていただくのだが、今回は、オペラで曲が多いこともあり、スコアが用意できない。

ということで、先生がファーストのトップサイドの席に座り、ファーストのパート譜と、左側のセカンドのパート譜をご覧になりながらの指導となった。

カルメン
   子供たちの合唱
   女工たちの合唱
   ハバネラ
   シーン
   闘牛士の歌
   第4幕への間奏曲
   行進と合唱
   二重唱とフィナーレ

ローエングリン
   第3幕への前奏曲

メリー・ウィドウ
   イントロダクション
   女 女 女 (七重唱行進曲)
   シャンソン

ドン・カルロ
   第2幕 第2部 第1景・第2景

魔弾の射手
   狩人の合唱

マクベス
   幻影たちの大シェーナ

いつものように、ボウイング、フィンガリング、一人でさらう時のやり方、そして時々、ごまかし方(笑)。
団員からも、わからないところは、どんどん質問が出る。

短時間にたくさんの曲を指導していただいた。

マクベスは、時間切れで途中まで。続きはまた次回。

ところで、「ドン・カルロ」の途中、ファーストヴァイオリンに、すごく高い音域のメロディが続く部分がある。
まあ、高い音が多いのは、ファーストの常で、この曲には限らないけど。
で、ファーストだけ、ということになって、ポジション移動や、フィンガリングはどうする、と、先生があれこれ話されていた。
それを聴いていた時に思ったのだが、「ファーストヴァイオリンの人たちって、こんなにカン高い音を出すのが当たり前、ってか平気なんだなあ・・・」と。

私は、何かダメな気がする。
自分がヴァイオリンは弾けないんで、弾いてもみないで言うのはよくないのだろうが、たぶん、想像するところでは、仮に自分がヴァイオリン弾けたとしても、あんな高い音ばっかり出すって、きっと、感覚的にというか生理的にというか、合わないような気がするのだ。

こういうことって、あるんじゃないかなあ。
自分の感覚、自分の生理に合う、音域。

自分が演奏する楽器を選ぶ時にも、そのへんは、影響しているんじゃないだろうか。

ところで、ピアノはどうか。
私もピアノの経験はあり、曲によっては、相当高い音の鍵盤もたたいていた。
その時に、その高い音が、自分の感覚、生理に合わなかったか、というと、そういう記憶はあまりない。

ただ、ピアノと弦楽器の違いもあるのだ。
ピアノの場合だと、高い音を弾く反面、同時に左手では低い音を弾くなど、自分で同時に複数の音域の音を出すことが多い。

加えて、「自分の出す音が聞こえる距離の違い」がある。
弦楽器、ヴァイオリン、ヴィオラの場合は、構えた体勢からして、左耳のすぐそばで楽器が鳴る。
この点は、ピアノとはだいぶ違う。

私が想像してみた感じでは、自分がヴァイオリンを弾いて、左耳のそばで、あの高音域の音を始終出し続ける、というのは、何か、辛そうな気がする。

語弊のある質問かもしれないが、いっぺんファーストの人たちに聞いてみよう。
いつも高い音ばっかり出してて、平気なの?
いや、平気どころか、やっぱり、たまらない快感ってことなのかどうか。
きっと、その音域が好きで、気持ちがいいから、弾いているんだろうな。そりゃそうだろうな。

私は、やっぱり、ヴィオラでいつも弾いている音域の音がいいなあ。

ローエングリン」の3幕前奏曲や、「カルメン」の一部では、ヴィオラにも、ト音記号で書かれた音符が出てくる。
ああいうところは、ちょっと辛い。いや、音域もだけど、めったに弾かない高さの音符なんで、音程が(爆)。
いやいや、自分で出した音ながら、たまらん・・・。

※練習往復に聴いた音楽
    グリーグ ピアノ協奏曲
    シューマン ピアノ協奏曲
       ルプー=プレヴィン=ロンドン響
    ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
       辻井伸行佐渡裕=ベルリン・ドイツ響
    メンデルスゾーン 劇音楽「真夏の夜の夢
       プレヴィン=ウィーン・フィル
    レハール 「メリー・ウィドウ」から上記3曲
       カラヤンベルリン・フィル
    バーンスタイン 「キャンディード」序曲
       佐渡裕=コンセール・ラムルー管